クワガタムシを飼育してみよう!


I TOP Iクワガタ倶楽部 updated 2019-08-19I



印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

83n838f83k835e83r838b837b815b83h1.jpg 83n838f83k835e83r838b837b815b83h2.jpg 83n838f83k835e83r838b837b815b83h3.jpg

HOME > How_to_Aria > カブトムシ

カブトムシ

 


2009年7月11日  カブトムシの羽化


先日(7/7)にさなぎを確認したカブトムシ。昼頃 ふと確認してみると、もう羽化しておりました!しまった・・・絶好のチャンスを見逃した・・・昨晩寝る前に見た時には これといった変化を感じませんでした。まだもう少し時間がかかると思っていたので 朝も見過ごしていました。

羽化直後は羽の部分が真っ白で体全体は赤みを帯びていたと思います。写真の様にかなり黒っぽくなるには6時間程度経過していると思われる。明け方ころに羽化したのでしょうね・・・ああ、なんてこった。角にはまださなぎの殻が付いていて羽は伸びきっておらずシワも見られる。今朝気がついていればもしかしたら白い羽も見ることができたかも(苦笑)

他の個体の入った容器でまだ状態を確認できていないものがあります。オオクワガタの菌糸瓶もあることですし、別の個体で観察が出来そうなものをちょっと探ってみることにします・・・

羽化したカブトムシは約一週間ほど触らずにそっとしておきます。一週間というのは割と短い方、オオクワガタは2週間以上かかりますから。体が完全に硬くなるのには時間がかかるのであります・・・


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |




 


2009年7月7日  カブトムシのさなぎ


この前 かぶとむしの幼虫の様子を確認してから更に一月半たちました。時期的にはもうさなぎになっておりますので、ちょっと状態を確認してみた・・・すると残念な結果が出てきてしまいました。

土を掘り返してみると、3匹中2匹は縮んで死んでおりました。

やはり、腐葉土の代わりにコンポストの土を使用した飼育法を試したのがよろしく無かったのかな?途中で気付いて腐葉土を混ぜておきましたが、時既に遅く一旦縮んだ体はかなり弱っていたのかも。でも今回 原因の全てがコンポストの土そのものにあるとは断定できません。私が考えるに、有る程度成長した幼虫の生育環境を一気に変更したのがまずかったのでは無かろうか?堆肥とコンポストの土では組成に差が有りすぎたのかもしれません。

オオクワガタの幼虫の場合では、最初に卵が生まれた産卵木と同じ組成の菌糸瓶を使います。クヌギの木に生まれた幼虫なら クヌギベースの菌糸瓶に、コナラだったらコナラにという風に。環境を変えると必ず死ぬという訳では無いですけど、中には体調を崩すものが出て来る可能性があっても不思議では無い・・・カブトムシの幼虫の方が雑食性があると勝手に決めつけたのが敗因ですね。

幼虫が入った容器を全て見た訳ではありませんが、分かったのは さなぎが2つに死んだ個体が4でした。また、もうひとつやっかいな問題が発生しました。状態を確認するときに「さなぎ室」をひとつ壊してしまった!さなぎのまわりに土を落として少し埋めてしまったのです(写真 三番目)

カブトムシやクワガタムシの幼虫は、さなぎになる時に、周囲を固めて自分の体の約1.5倍の空間をまわりに作ります。それが「さなぎ室」というもの。さなぎから羽化した時にその空間が確保されていないと事故が起きます。先日ギンヤンマのヤゴの羽化不全をレポートしましたが それと同じ危険性が高まるのです。

では一度壊してしまった「さなぎ室」の空間をどうするか?さなぎはいわば、チョコエッグのカプセルにおまけが入っている様な状態なのですが、さなぎ本体にあまり触らずに土だけ吸い出すのは難しいです。さなぎ室を完全に崩してしまうこともありそう・・・そこでこんなモノを用意しました(写真 二番目)これは「人工さなぎ室」というもの。単にスポンジをくり抜いたものですが、これで大丈夫らしい。本来 自分で土を固めて卵形の穴を作り直しても可能なのですが、わざわざ既製品を買ってきたのは羽化の様子を一度記録してみたかったので用意しました。

(保険)を用意した上で・・・さなぎ室のまわりをそっと掘り起こしてさなぎを取り出しました(写真 四番目)手のひらに軽く乗せて写真を撮りましたが、本来なら一切触らない方が無難です。できるだけ刺激は避けるべき・・・その後、ダメ元で「さなぎ室」を周囲毎取り出して中の土をスプーンで掻き出したら上手く行きました。何だか「人工さなぎ室」よりも 本人が作ったものの方が居心地が良さそうなので、小さな水槽に「さなぎ室」ごと移してそこにさなぎを戻しました。 その状態でも羽化の観察は出来そうです。


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |




 


2009年5月17日  カブトムシの幼虫飼育 2


3月24日に知人から分けてもらったカブトムシの幼虫ですが、その後の生育状態を確認してみました。すると、ちょっと気になる状況が発覚。うちに来た段階で、個体はさなぎになる手前の終齢幼虫でした。それでも、もう1ヶ月半たったのだから若干太っても良さそうな所なのに、中には逆に縮んでいるものもいます。ちょっと元気がありません。これは何かマズイ・・・

カブトムシの幼虫はクワガタムシと違って、堆肥とよばれる「微生物が涌いて発酵した腐葉土」を食べて成長します。その食材を、今回「コンポスト」で作った腐植土で試してみました(写真 中)コンポストは家庭から出た有機ゴミがベースになっており、私は無料で手に入ったので使ってみたのです。けっこう知られていない事ですが、畑わきの生ゴミ捨て場にカブトムシの幼虫が繁殖していることは多々あるのです。コンポストの土でも充分可能だろうと考えていました。でも、コンポストはその原料によって質が大きく左右されます。たまたまかもしれませんが、私が手に入れたその腐植土は、カブトムシにとっての栄養価が低めだったのかも知れません。

そこで・・・ホームセンターで市販の腐葉土(写真 下)を買って来ました。これはクヌギやコナラなどの広葉樹の落ち葉を腐らせて作った天然に近い堆肥です。コンポストの土にこの腐葉土を半々に混ぜる事にしました。腐葉土は安くないのでこれで全てを賄うのはきびしいのです・・・

カブトムシの幼虫が蛹になるまであと一月ちょっと・・・少し対応が遅れましたが、最後はより良い環境で目一杯太って「変態」に備えてもらいます。昆虫にとっては「変態」するとは、大人になる大切なステップです(笑)


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |




 


2009年3月24日  カブトムシの幼虫飼育 1


毎年夏に 繁殖させたオオクワガタを子供達に配る事をしております。今年でちょうど10年目になりました。これは非営利なボランティア活動であります。

オオクワガタのブリーディングには一つ限界があります。それはコストがかかること。菌糸瓶と呼ばれる幼虫の餌を使えば、高い確立で成虫を育てることが出来ますけれど、やはりお金がかかってしまうのです。菌糸瓶は、コナラやクヌギ等の広葉樹木をフレーク状にしたものに、キノコから抽出した「白色腐朽菌」を混ぜて固めたものです。「白色腐朽菌」はオオヒラ茸やカワラ茸などのキノコの菌だそうですが、これは堅い木を柔らかい朽ち木に変える効能を持っている。自然の中でそれが行われているのを、観察発見した偉い人がいたのです。その状態を量産する技術は10年程前に確立されて、その結果オオクワガタのブームが起こりました。

そもそも何故にオオクワガタなのか?と言うと、やはりそれが希少種で有ることと、純粋に格好良いと感じる意識です。これは昨今の子供心にとって、遊戯王のレアなカードが欲しいと思うのに近いのかも(違うかな!?)・・・とにかく喜んで貰えればそれで良いのです。

さて・・・菌糸瓶も年間に数十本買わなければならなくなると、私も懐が心細くなってきます。今年は特に景気も悪く、あまり増やせない事情も出て来ました。そこで・・・以前より構想していた「カブトムシ」にご登場願うことにしました。こちらはオオクワガタに比べて格段に飼育がシンプルです。幼虫の餌は堆肥であり腐葉土の類です。

実は先日、最近おつきあいをしている環境団体のNPOの人たちの協力を頂きまして、カブトムシの幼虫と堆肥を調達して頂きました。初年度の試みとしましては、身近で手に入るその堆肥が幼虫の育成に向いたもので有るかどうかを確認すること。人工的に作った堆肥は、基本的には畑の肥料としてのものです。場合によっては食材として向き不向きが有りますから。合わなければ幼虫は皆縮んで死んでしまうでしょう。

今年は・・・自然環境と生き物に対しての研究テーマがたくさん有ります。そしてそのレポートをITスキルを使ってPRしていく事がしたいですね。写真やイラストはその過程で必要不可欠になることでしょう・・・

写真下は一度やってみたかった幼虫の比較 オオクワガタ(左)カブトムシ(右)


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |






CornerTopic

関連情報

このコーナーでは、クワガタムシの関連情報にリンクしていきます。

LinkIcon詳しくはこちら

関連情報

このコーナーでは、クワガタムシの関連情報にリンクしていきます。

LinkIcon詳しくはこちら

関連情報

このコーナーでは、クワガタムシの関連情報にリンクしていきます。

LinkIcon詳しくはこちら

ページの先頭へ

LINK



私がいつもお世話になっている専門店
オオクワガタはじめ、様々な甲虫が
います。餌・菌糸瓶・産卵木なども・・・

千葉県習志野市本大久保1-5-10
アクセス情報はサイト内をご覧下さい