クワガタムシを飼育してみよう!


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昆虫観察日記

 


2012年10月31日   キボシカミキリ


こいつは小型のカミキリムシです。
キボシカミキリ


黄色い星(斑点)が模様としてあるのでその名の通り。

秋も深まってきた10月末でもまだ一部の昆虫たちは
生きて活動しています。


キボシカミキリも最後の力を振り絞って生きているかの様に
とても活発に歩き回り、一時もじっとしていません。
せっかくなのでモデルになってもらい、撮影をしばらくして
いましたが、すぐに飛び立とうとして羽を広げます。
それはそれでシャッターチャンス。


それにしてもこんなに長いヒゲをもっているのに
しっかりバランスを取って空を飛べるのですからなかなか凄い。

キボシカミキリはすでに肌寒い秋の空へ慌ただしく
飛び立っていきました。
グッドラック・・・

















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2012年8月23日   夏の終わりに・・・


まだ8月ですが、身の回りではすでに夏の終わりを感じさせるイメージが・・・力尽きた蝉のむくろはそんな象徴なのかも。今週に入ってから道ばたに仰向けに転がっているアブラゼミの姿を何度も見かけました。

木の上で一生懸命鳴いている彼にもタイムリミットが近づきつつある。力の限り鳴き続ける事が生きている証。休んでいる暇は一時たりとも無いのかも知れない・・・動かなくなった蝉にたくさんのアリが群がっている様をみながら、私の意識はすでに秋に向かいつつあります。





























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2012年6月10日   黄金虫のさなぎ


ベランダにある猫草を植えたプランター。
時々新しい猫草の種を植えて草を新しくしてやります。
プランターは二つあって交互に植え替えてサイクルを回す・・・

今日 中の土をほぐしていたら、そこに黄金虫のさなぎを見つけました。
とても綺麗な光沢で美しいフォルム。
昆虫の体の造型はすばらしい芸術作品ですね。

こいつは一体何者なのかな?
恐らく・・・日頃身の回りでよく見かけるコイツかな(写真2枚目)

サイズと体の特徴から恐らくビンゴだと思いますが・・・
問題はこの黄金虫の名前がまだ判明していないこと。
これは宿題となります・・・


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2011年10月21日   クサカゲロウ


日頃 網戸などに この虫がとまっているのをよく見かけます。
クサカゲロウという緑色の綺麗な昆虫です。

見るからに繊細で華奢な体つきは、指でつまむと潰れてしまいそう。
実際にその羽はとても柔らかくて、すぐに傷ついてしまいます。
いつもは写真を撮ろうとするとすぐに飛んで行ってしまうので
なかなか狙うチャンスがありませんでしたが、今回は撮れました。
この緑色の羽を見ていると、ふと天女の羽衣の様な美しさを感じて
しばらく見とれてしまいます。

ちなみにこの写真の個体は雌です。雄と一緒にいる所でしたので
本来一緒に撮りたかったのですが、カメラを近づけた時に
分かれてしまいまいた。お邪魔をして悪い事をしました・・・




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2011年10月19日   コカマキリ


日頃普通に見かけていた存在が見かけ無くなると、それは何か喪失感を感じる位の寂しさを感じます。コカマキリという小型のカマキリもそういう存在でした。4~5年前までは秋口にたくさん見かけていたコカマキリなのですが、最近全然見ていなかったのです。私は昆虫にはけっこう注意を払っているので、そんなポピュラーであった昆虫が見つからなくなったのはショックでもありました。

今日 地域のボランティア活動で、貯水池の壁面の雑草刈りに参加した時に、その懐かしい顔にお目にかかれました。カマの内側にある黒い帯は、コカマキリのトレードマークみたいなものです。私はこの黒い紋がとてもお洒落に感じます。

うちの近くの草むらにも、是非帰ってきて欲しい存在です。




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2011年10月7日   チョウセンカマキリ


秋も深まってきたこの時期に、まだ活動している昆虫は少なくありません。
身の回りを気をつけて見ていると、こんな昆虫がやって来ておりました。

チョウセンカマキリ

これは細身でシャープなラインをした中型のカマキリです。
その名の通り朝鮮半島から渡って来たのかと思いますが
少し調べたところでは日本に古来よりいる種だということ。
今の所具体的な生態は確認できていません・・・

体が軽いこともあってか、こいつは良く飛びます。
とても敏捷性があって高い運動性能を有した種族ですね。
うちにやって来たのは、羽が茶色の個体でしたが、
羽が緑色のものもおります。

また、チョウセンカマキリは他の種類に比べて気性が荒いですね。
ちょっと触るともの凄く怒って、羽を広げてカマを構える威嚇の
ポーズをとります。そしてよく食いつきます。
指を噛まれましたがちょっと痛かった。

色々なポーズで写真を撮らせてもらった後、表にそっと放して
やりました・・・


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2011年9月25日   初秋に出会った昆虫たち


先日 近場のアンデルセン公園に行って来ました。

この時期に緑多きファームに出ると、当然の様に色々な昆虫に出会います。
彼らにとっては生きる為、あるいは次の世代に命を繋ぐ為の大事な時期。
以下はそこで出会った虫たち・・・

上から順番に
  草むらから顔をだしたエンマコオロギ
  スニーカーの上にとまったイボバッタ
  蛹になる場所を探して歩いていたアゲハの幼虫
  種族不明のカメムシ(羽の無いのはその幼虫と思われる)




痩せこけたハラビロカマキリ(雄だと思われる)




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2011年9月19日   ツクツクホウシ


今年も暑い夏になりました。
セミもたくさん出て来て賑やかに鳴いていた。

その中にツクツクホウシという関東ではポピュラーな奴がいます。
こいつは存在感は大きいのに、捕まえるのはかなり難しい。
サイズはアブラゼミよりも二回り小さいし、羽は透明で
体は渋いフォレストグリーン。つまり目立たないのです。
またツクツクホウシは、アブラゼミよりも高くて細い枝なんぞに
留まっているので、見つけること自体 難度が高い。
私も小学生の時にずいぶん虫取り編みで挑みましたが
そう簡単に成功した記憶がありません。

そんなツクツクホウシがアパートの階段にいました。
もう寿命が尽きようとしているのか、とても弱っている。
飛ぶ力も残っていませんね・・・

滅多に無い事なので写真を撮らせてもらいました。
至近距離で見ると、まるで金粉をまぶしたような
ぴかぴかしたとても綺麗なボディをしていますね・・・

でも、残念ながら、撮影している間にこのツクツクホウシは
次第に動かなくなりました。
しばらくすると、先ほどまでぴかぴか光っていた体の光沢は
不思議なことに感じられなくなりました。
命が宿った体と魂の抜けた物質の違いはとても大きい・・・
言葉にできない何かを感じる瞬間というものがあるのですね・・・


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2011年7月16日  ヒゲコガネ


例え家猫であっても、血の中にある本能はすぐに蘇る。
うちの猫のぼたんは、小さな虫を捕まえて来るのが得意です。
ハエでも蚊でさえも・・・
中でも黄金虫は格好の獲物かも。
何しろ大きさが適当で、電灯の明かりの下でぶんぶんと
よく飛び回る。動きがあるのでにゃんこの注意を引きます。


この黄金虫はヒゲコガネ。
ぼたんがベランダで捕まえてきました。

私が小学生の頃にはよく見かけたのですが最近では少し
珍しくなったかも。その名の通り、ヒゲ(触覚)に特徴が
あるのですが、それは雄の方です。見事なクシ状の大きな
髭を持っています。ボタンが連れて来たのは雌ですね。

それでもせっかくのお客さんなので、台の上で色々撮影させて
もらいました。そして、ぼたんのキバで羽に穴が空かないうちに
表にそっと逃がしてやりました。

何時の間にか獲物が居なくなって、ぼたんは不満そうでした・・・


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2011年5月18日  ヨコヅナサシガメ


サシガメというカメムシの仲間の昆虫がいます。他の昆虫の体液を吸う肉食とも言えるどう猛な奴で、針の様な口吻を持っている。人間の皮膚にもささる鋭さらしく、扱いには注意が必要とある。まぁ、普通の大人しいカメムシでさえ、一般人は触ったりしないでしょうが・・・このヨコヅナサシガメは、桜の木の幹などに集団でうじゃうじゃ沸くので、かなり身近にいっぱいいます。

元々は中国など東南アジアから貨物に紛れて日本に入って来た外来種。九州地方で存在を確認されていたものが、1990年以降には関東に侵入してきた経緯があるそう。招かねざる客でありますね。秋頃生まれた幼虫は、木の皮の隙間などで越冬して、暖かくなる春頃から活動を始める習性のようです。

うちの近所の桜の木にも、かなり繁殖しているのが確認できました。普段はじっとしている奴らなので意外と気づきませんが、成虫は所々が目立つ赤色です。見つけたら、くれぐれも触らないように気をつけましょう・・・




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2010年11月23日  ハラビロカマキリ


今年は中途半端な秋がやってきて、身近な紅葉もあまり綺麗ではありません。庭の草木もこの所一気に萎れ始めました。それに合わせ、こおろぎなどの昆虫たちも、冷たい雨が来るたびに静かになって行きますね。

そして昆虫の気配が少なくなった枯れ草の上で、久しぶりにハラビロカマキリを見つけました。やや腹が膨らんでいるのでまだ産卵前なのかな?でもこの時期の雌としてはやや小型で元気がありません。充分栄養を取れなかったのかもしれないな・・・と思いつつ、しばらく観察させてもらいました。

以前から不思議に思っているのは、カマキリの首の付け根のしくみ。これだけ四方に自在に動く関節をもっている昆虫はそういないと思う。とてもフレキシブルで、いったいどんな構造になっているんでしょうね?目を凝らしてよく見てみましたが、あんまり分からなかったです。

そのうちに本人が落ち着かなくなってきたので、椿の葉の上にそっと載せてやりました。彼らは次の世代を残す仕事を終えると、生きることから解放されたかの様に 静かに土に還っていきます・・・


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2010年9月29日  アゲハチョウ


晩夏にはばたく虫たち

一生懸命羽ばたいています

彼らには 残された時間がわずかしかない

だからこそ・・・

このアゲハチョウはもう羽がぼろぼろ

でもその姿には凛々しさを感じさえする

虫にも教えられることが有りはすまいか・・・




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2010年8月27日  ショウリョウバッタ


これはショウリョウバッタ

日本で最大のバッタ様。大きいのは雌で一回り小さいのがオス。ショウリョウという言葉を今回ネットでぐぐってみましたら、精霊流しの精霊船に似ているからと出て来ました。そうなんだ・・・小学生の時にはこのバッタを虫かごいっぱい捕って帰りましたが、ちゃんと餌を与えなかったので可愛そうな事をしていました。今は写真を撮ったらすぐに草むらへお帰り願います。

今年は、庭の草むしりは控えめにしています。それは、以前コメントしたアマガエルの為。毛虫が湧いても極力殺虫剤は使っていません。その結果、バッタなどの草むらをより所にする昆虫が増えました。それが自然の状態で観察のし甲斐もありますね・・・




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2010年8月20日  稀少な昆虫に逃げられる


朝方 庭に水をまいていた時のこと。灌木の辺りでバサバサと大きな音がするので近寄ってみると、何と私の興味指数が100を超える珍しい蛾がいました!「アケビコノハ」という蛾。数年前に死骸を見つけたことがありましたが、生きているのは初めてです。

過去に書いたコメント↑2008.11/26「擬態と威嚇の二重のセキュリティ」

こんな所でお目にかかれるとは思っていなかったので、私はかなり焦ってしまいました。写真を撮る前に捕まえようと考えてしまいました。捕虫網は物置にあったので取りに行き、アケビコノハに近づいた瞬間、そいつは何と私の方に飛び込んで来た!その一瞬でも、二枚目の羽の「オレンジ色の蛇の目模様」がはっきり分かりました。何と私のおでこにぶつかりました。蛾にビンタを喰らったのも生まれて初めてです(汗)

一瞬たじろいだのがいけなかった。その蛾は空高く飛んで行ってしまいました。あぁーあ・・・何という失態!こんな事なら、遠目にでもしばらく観察しておけば良かった。逃がした獲物があまりに大きかったので今日一日、気分は立ち直れないかも・・・虫嫌いな人にはどうでも良い話ですね(笑)・・・

何も写真が無いのは寂しいので、その後、葉っぱの上にいたハンミョウを一枚撮影。こいつは普段ちょこまかして、なかなか上手く撮らせてくれない代表選手です。




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2010年8月11日  アブラゼミ


今日は近所の公園でアブラゼミをたくさん見かけました。つい先日まで、蝉の声が少なく感じたので今年は何かおかしいなと思っていた所。やっと例年通りの五月蠅さになってきました。蝉の声は夏らしいものと意識にすり込まれているので、静かだとかえって不気味ですね(笑)ちなみにアブラゼミの発生周期が7年で、ちょうど7年前が冷夏であったというのは納得の事実でありました。

蝉の取り方は、小学生の時に祖父に教えてもらいました。振動に敏感なので音を立てて近づかないこと。ゆっくり少しずつにじり寄っていけば意外と逃げないものです。今日は特にうまく行きました。RICOHのコンデジは接写がウリで1センチまでのマクロモードが使えます。その威力を存分に生かして撮りました。真ん中の写真は約2センチまで寄って撮っています。写真を撮る目的で、表でここまで寄れたのは過去にも数回しかありません。

蝉は二つの大きな複眼と、頭の真ん中に更に二つの単眼があります。それもはっきり写っていますね。至近距離に近づいたカメラのレンズを彼はどう感じていたのでしょう。昆虫には自我が無いのではないかという話を読んだ事があります。彼らは本能と反射神経だけで行動している存在なのか?でも、雄同士で縄張り争いはするし、一見感情がしっかりある様にも思えます。観察していて飽きない魅力的ないきものです・・・ついでの話。蝉(雄)はその胴体の半分がほとんど空洞で、スピーカーの共鳴箱と同じ原理。自分自身がスーパーウーハー並に震動して、どうして脳しんとうを起こさないのか?それも不思議で仕方ありません・・・

写真上 左側は食事中の蝉。ストロー状の吻(口)を木の幹に差し込み、形成層付近から樹液をすすっている様です。撮れたのはラッキーでした。

RICOH CX2 プログラムオート 接写モード +0.7EV




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2010年8月5日  谷津田のほたる2010 Vol.2


先月の23日に近場の谷津田に蛍を見に行きました。その時は15匹前後の少ない数でしたが、今日の昼間に同じ谷津田に出かけた時に情報がありました。ここ一週間ほどの暑さの影響もあってか、ちょぼちょぼ発生していた蛍が一斉に羽化して100匹を超えていると・・・

そう聞いたらこれは確認せずにはいられません。夜になってから自転車をとばして再度谷津田に行きました。すると・・・そこにはすでに20人近くの人がいるではないですか!聞いてみると、市の公民館主催の蛍鑑賞会であるとのこと。親子連れが多いみたいです。困ったことに子供たちは懐中電灯を振り回してまぶしいったらありゃしない。親はそれを注意しようともしないし、とても蛍の鑑賞が出来る状況ではありませんでした(汗)実は、こういう状況は、子供に色々教えてあげられる絶好のチャンスなのです。懐中電灯の使い方や蛍を捕まえないで見るだけであることなどを・・・一部の親はそれを心得ていました。でも全部がそうでは無かった。これは親のマナーの認識の問題ですね。親に道徳心が無い場合は注意をすると険悪な雰囲気になりかねない。全く困ったもんだ・・・

その団体さんがいる間は、私はまったく鑑賞するどころではありませんでした。小1時間ほど待って、ほとんどの人が帰ってから撮影をしました。でも・・・懐中電灯で散々照らされた影響か?蛍は飛び上がって舞うことがあまりありませんでした。数自体は確かに100匹を超えていたかもしれません。至る所でチカチカと光っておりました。電灯が全く無い暗い谷津田でも、遠くの街の灯りが空を明るく照らしてします。広い範囲を写そうするとかなり被ってしまう。ただでさえ暗めのヘイケボタルの撮影はとっても難しい・・・

Nikon D700 ISO1600 10~20sec SIGMA 24-70mm F2.8→5
写真 中 6枚コンポジット合成 / 写真 右 2枚コンポジット合成




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2010年8月4日  蝉から見える冷夏


今年は身近で鳴いている蝉がかなり少ない。

特にアブラゼミが目立ちません。それはもう一週間くらい前からtwitter上でも言われていました。すぐに気づいた人がいた。7年前の夏の気候はどうだったの?そう、アブラゼミが卵から生まれて地中で過ごし羽化の為に出てくる周期が7年間。今夏に少ないということは、7年前の夏に何かあったのでは無いかという推論。

調べてみると、7年前の2003年の夏は冷夏でした。エルニーニョ現象でかなり気象状態が不安定だったとの記録。なるほど・・・今年は、庭に突き立ててあったシャベルの柄で羽化した蝉がいました。これはアブラゼミの抜け殻ですね。




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2010年7月29日  ウスバカゲロウ


ウスバカゲロウは街中でも見ることが出来るカゲロウの仲間。

その生態はかなり変わっています。幼虫がアリジゴクだと言えば、大抵の人は少し分かってくれるでしょうか。アリジゴクは従来、縁の下などの乾燥した細かい砂のある場所に巣を作る。それはすり鉢状のくぼみで、そこにアリが落ちるともう抜け出ることが出来ません。「蟻地獄」の由来ですね。私は小学校4年生の時に、アリジゴクを夏休みの宿題テーマに選んで飼育していました。3年くらい観察していたので、ある程度の生態は知りました(卵と最初の一令幼虫の居場所は不明)

ウスバカゲロウはとても弱々しい成虫です。まずその飛び方がダメで、今にも墜落して落ちそうな力の無さ。一生懸命ヒラヒラと舞います。小学生の時にはそれを笑って「薄馬鹿下郎」などとこき下ろしていました(苦笑)それが庭に飛んで来たので撮影しました。

アップで見るとなかなか美しい造りをしていますね。昆虫の体の部品はひとつひとつが芸術レベルの造形です。昔 馬鹿にしたのを申し訳なく思いました・・・

FUJIFILM FinePix S5Pro ISO320 絞り優先モード
SIGMA 150mmMacro F2.8→5.6




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2010年7月23日  谷津田のほたる2010 Vol.1


今年も地元の谷津田にほたるを見に行きました。昨年より一週間ほど早いタイミングだった。ちょっと早いかなとも思いましたが会えました。その蒼緑色の光りは今年も谷津田の森にふわふわと漂っていました。ここにいるのはヘイケボタルです。

見ていると何とも頼りない弱々しい飛び方のほたる。前にも書きましたが、その光には何か寂しさとはかなさを感じます・・・そして お盆が近い事もあるからでしょうか。思わず一人二人と数えてしまいます。今晩は15人ほどいました。昨年とほとんど同じ数・・・増えても減ってもいません。ひょっとして昨年と同じ現し身なのかな?などと勝手に感じいっておりました。頭上から垂れ下がっている木の枝に、二つの光りが点滅して呼び合っているかのよう。久しぶりの再開を喜んでいる会話だったのでしょうか。あまり高く舞い上がると、頭上を飛んでいるコウモリに狙われてしまうよ・・・

誰もいない森に一人でいるとこんな変な気分になるのは不思議・・・
そうしているうちにいつの間にか2時間ほどたっていました・・・

帰り道、街灯が一つもない暗い雑木林を自転車で走り抜けました。じっとりと生暖かい風が頬から首筋を撫でていきます。蒸し暑くてびっしょりと汗をかいていたのですが、ふと気がつくと肌寒さを感じたのは何故だったのか・・・

Nikon D700 ISO800~1600 15sec
Nikkor AiAF50mmF1.4→2.8 SIGMA 90mmMacro F2.8→4
写真 一枚目 3枚合成 二名目 2枚合成 三枚目 1枚撮りきり

そう言えば今晩は・・・関東地方では 夜ジブリアニメの「となりのトトロ」をやっていました。

ちょうど蛍を見て帰る途中・・・雑木林を抜けて人家のある坂にさしかかった所で自然が作った丸いトンネルの様な小道がありました。雰囲気的に猫バスが留まってくれそうな感じ。自転車を降りて1枚スナップを撮ってきました。この辺りは人の気配がほとんどありません。何か別のものに出会えたらと期待してしまう空間です・・・

むかし・・・私が小学生の頃に図書館に怖い本がありました。「やまの このはこぞう」という童話絵本。山に一人で迷い混んだ女の子の前に頭が松ぼっくりの化け物が現れて「お前はもう帰れないよ」という話です。森の動物たちがたくさん出て来て少女は裁判にかけられる・・・子供向けの話としてはとても恐ろしい内容でしたね。暗闇に入って行く時、いまだにその「やまの このはこぞう」が出てくるような緊張感を感じて苦笑してしまいます。子供の頃の刷り込みは消えることがありません・・・

暗闇から光りに向かって走ると、急にホッとした気分になります。そんなことでは 私がトトロに会えることは無さそうですね(小心者 笑)




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2010年7月6日  カマキリの子どもたち


今年も庭に植えた自然薯の蔦がかなり伸びてきました。その一部はフェンスに伸びて緑の壁を作りつつあります。そこには様々な生き物が足場としてやってきていますね。予想とおり、芋虫の類は毎日の様に見つけてつまみ出しております。そうしないとせっかくの葉っぱが台無しに・・・一方、歓迎すべき存在も現れはじめました。

過去にも何度も触れているカマキリ。その子どもが何匹か葉っぱの上で獲物を狙っているのを見つけました。小さくても立派なカマを持っている。逆光でのシルエットは独特なフォルムの美しさを感じさせてくれます。

この個体も秋までに大きくなって、素敵な伴侶に出遭うことができますでしょうか・・・


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2010年6月30日  セグロアシナガバチ


うちの猫は、よくハエやアブを追いかけて捕まえています。でも家猫は、危ない虫に出遭った事が無い世間知らず。夏になると毒虫が色々飛んでくるので、私も心配で気が抜けません。昨年も、毒液を出すアオバアリガタハネカクシという虫にちょっかいを出そうとしていたので、慌てて引き離したことがありました。

そして・・・ついにヤバイ奴が飛んできました。恐らくこれはセグロアシナガバチと思われる。いきなり室内に侵入してきました!ぼたんがそれを見逃すはずありません。偶然にもその様子に気がついた嫁さんの通報があり、私がその蜂を何とかすることに・・・この類の蜂は、気をつけないと人間にも襲いかかってきます。まずは掃除機で吸って捕まえる事にしました。サイクロン掃除機で吸い込み、カートリッジの中でしばらく回ってもらいました。

目を回して弱っているのをつまみ出し、表に一度逃がしてあげた・・・なのに、すぐにコイツは戻ってきたのです。二度目の恩赦はかけられませんでした。ベランダの縁に止まっていたので、可愛そうですが殺虫剤を噴霧して退治しました。

まだわずかに息がありましたけれど、手にとってコンデジのマクロモードで接写。何かの本にも書いてありましたが、蜂という造形はひとつの完成された機能美を感じます。とても洗練されたシャープなデザイン。素晴らしいですね・・・
その後草むらに投げてしまったのですが、よくよく考えてみたら、ベローズ接写でもっとアップの写真をたくさん撮っておけば良かったと後悔・・・

3枚目の写真は、庭の木に数年前に駆除したまま放置してある蜂の巣。あんまり人家の近くに住まわないで欲しいものです。特にスズメバチなどは、共存が出来ないほど危険な存在なのでご遠慮願いたい。犬猫はもちろん、人間でも指されたら即 命にかかわる危険な存在であります。


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2010年6月11日  シオカラトンボの羽化


今年のNPO欄 2010. 5/23「ヤゴ救出作戦 VOL.1」で捕まえたシオカラトンボのヤゴ。

そのうちの1匹が先日 無事羽化しました。ちょうど気がついた時にはもう飛び立つ間際で、数カットだけ撮影できた。手のひらに載せようかと思った瞬間、勢いよく飛び立って空の点になっていきました。

大人になる所を見届けて、本当に救出できたという実感が湧きます。

このとんぼはムギワラトンボでした。それはシオカラトンボの雌の事を言います。雄と雌とでは体色が違うのですね。過去にそれがつがいである証拠を撮ってあります。写真が出て来たら追加で載せることにします。


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2010年6月11日  アカホシテントウムシ


ちょうど一月前に、庭の梅の木にいたアカホシテントウムシの幼虫。

その後、幼虫はその場で蛹となっていました。背中の部分がぱっくり割れて中から黒っぽいさなぎが現れていました。擬態なのか?そのさなぎは最初から抜け殻の様な色をしていてあまり生気が無かった。でも、今週に入った頃 さなぎが割れて、中からテントウムシの形をした成虫が出て来ました。

羽化したばかりの甲虫は、まだ体が柔らかく、羽の色も綺麗なレモンイエロー。しばらくして堅くなってくると、濃いオレンジから茶色に変わり、やがて黒くなってその中にトレードマークとなる「アカホシ」が左右対称に現れてきます。

たくさんあったさなぎは次々に羽化を始めました。現在は梅の木全体に散って、餌となるカイガラムシを求めて歩きまわっています。おかげで、カイガラムシ用の薬をまく必要はなさそうですね。いぜれにせよ、最初に見つけた幼虫たちの成人式をしっかりと見届けました・・・


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2010年6月7日  キンケハラナガツチバチ


昨年も一度この蜂を見かけました。その時も思ったこと。コレはひょっとしてミツバチの女王蜂ではないかな?でも、養蜂家のHPなどを見ると、ミツバチの女王蜂は腹の色が違うし、シルエットも何か異なっていたのでした。庭の椿の木に留まっていたのを、そっと手の上に乗せてみました。何か凶悪そうに見えなかったのでちょっと冒険。案の定大人しい奴でした(笑)でもすぐに羽ばたいて飛んで行ってしまった・・・

改めて調べてみると、偶然見つかりました。どうやら「キンケハラナガツチバチ」の雌らしい。この種は、コガネムシの幼虫に卵を産み付ける寄生蜂のようです。そう言えばツチバチ系はみな寄生タイプだったっけ・・・考えてみると今日いた椿のとなりには藤の木があって、そこにはよくアオドウガネというコガネムシがたくさんやってきます。葉っぱを食べるタイプのコガネムシ。そいつらを狙っていたのでしょうか?

体が大きい蜂なので、こんなのがいきなり飛んできたら、一瞬スズメバチかと思って焦ってしまいますね。まぁ、羽音が全く違いますので、知っていれば慌てずに済みます・・・

FUJIFILM FinePix F31fd マニュアルモード 接写 スローシンクロフラッシュ


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2010年6月1日  蜘蛛の子供たち


蜘蛛は昆虫ではありません。エビやカニと同じ様に脱皮をして体のサイズを大きくしていく節足動物。でも、現実的にはその生態を観察する機会がほとんど無いことでしょう。だいたいじっくり見たいという対象でもありませんよね(汗)

ことわざに「蜘蛛の子を散らす・・・」という言葉があります。卵からふ化したばかりの子蜘蛛は、もう大人と同じ形をしている。でも力が無いので、最初は集団で一カ所に集まって身を守っています。ちょっとした刺激を与えると、その場からわらわらと四方に散ります。その様はことわざにある通りですね。

天気が良く 風が少しある日に、子蜘蛛たちは一斉に旅立ちます。おしりから糸を出して、その糸が風に乗り、子蜘蛛は空を飛ぶ。羽が無いのに空中浮揚をして飛べる生き物は他にはいないでしょう。その様子は私は過去に何度か見たことがありました。細い糸が日光にキラキラ輝きながら空の彼方へ消えて行く。その端に黒くて丸いものがまるで草の種の様にポチッと付いているのです。

先日 庭の梅の木の実を採った跡に、枝の剪定もしました。すると落とした枝の一つに蜘蛛の子が集まったコロニーがあった。枝を落としてしまったので、その時にだいぶ散ってしまいました。近場の灌木の上に置いてやりました。

私は小学生の時に、祖父に色々教訓をたまわりました。昆虫のことを色々教えてもらった。そして益虫だから殺してはいけないという対象に「かまきり」と「くも」が入っていました。その時の刷り込みのせいで、彼らは捕まえても基本的に逃してやることにしているのです・・・


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2010年5月23日  これがヨコヅナサシガメ


サシガメはカメムシの一種です。

こいつは元々 中国や東南アジアの大陸から、輸入貨物に紛れて昭和初期に日本に渡って来た外来種だそう。割と最近までは、神奈川県よりも西南地区でしか存在が確認されてこなかった。日本の冬を越せないという理由で繁殖地域が限定されていたそうす。それが昨今の温暖化の影響で、最近関東地方にまで進出して来たというデータが出ました。昆虫を観察している多くの人たちが、このサシガメに警鐘を鳴らしている・・・

桜の木などに数十~数百匹の軍団で取り付き、その場にいる従来の生き物を片っ端から補食してしまう。長い口吻(針状の口)を相手に刺して体液を吸う吸血鬼みたいな食性があるようです。安易に触ると、人間の皮膚にもその口吻を差し込むそうで、かなり痛いらしい。私が昨年 マツモムシ(やはりカメムシ類)を素手で触らなかった理由と同じです。イメージでいうなら近い仲間の蝉の口吻のような鋭い針なのでしょう。

ヨコヅナサシガメが大量に発生すると、その近辺の昆虫類は姿を消してしまうほど影響があるらしいので、こいつらは要害虫指定。駆除の対象になります。幼虫は鮮やかな紅色をしているとの事ですが、そちらも吸血鬼であることに変わりなく、見つけたら絶対に触ってはいけませんね・・・


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2010年5月10日  ウバタマムシ


本当に久しぶりに見ました。この前見たのは私が大学生の頃だったかな?

ウバタマムシ

うちの駐車場のコンクリートの上を歩いていました。誰もが知っている緑色に輝く奴はヤマトタマムシ。それと同種ながら、こちらはとても地味な色をしています。そして羽の表面にはデコボコした凹凸があります。幼虫は確か松の木を食い荒らす害虫なのですが、松の皮に似た羽は 普段松の木にいる時のカモフラージュとして役立ちそうです。

タマムシの成虫はほとんど何も食べません。昔ヤマトタマムシを捕まえた時に、カブトムシの餌など色々試してみましたが、一切受け付けてくれませんでした。成虫は伴侶を捜すためだけにその一生を捧げます。しかしながら、こんな住宅街に来てしまっては、相手に出遭う確立を知ったら絶望してしまわないかな。

かつては日本全国どこにでもいたタマムシ。最近ではとても珍しい希少種になってしまいました。こうして出遭うこと自体が事件であり驚きになります・・・ウバタマムシなら「玉虫色の決着」としても、答えは一つで間違いがなさそう。地味でもその存在価値は貴重なのでありますね・・・

とりあえず、ウバタマムシは庭の梅の木に放してやりました・・・

追加画像 四番目(クロマキー抜きした素材)
→撮った時ヒゲを伸ばしてくれなかった(汗)




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2009年11月10日  トノサマバッタ


暦(こよみ)で言えばもう冬にかかっておりますが、暖冬の影響か11月中旬に入っても暖かな日が続きます。草むらでは秋型のモンシロチョウやモンキチョウが元気よく飛んでいる。庭の片隅に目をやると、そこにトノサマバッタが二匹おりました。これは褐色型。恐らく雄と雌だと思います。

しばらくじっと動かずにたたずんでいました。穏やかな日が続く間は 彼らの活動にもう少しの猶予を与えてくれることでしょう・・・




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2009年9月27日  昆虫界の弱肉強食


エイリアンという映画がありますが、あれは人間に寄生する宇宙生物のはなし。地球上では人類が、食物連鎖の上位に位置しているので、日常では自分が襲われるという意識は低いでしょう。人を襲うのは熊などよりも同族である人間の方が危険性が高いと思われる(汗)他の生き物から攻撃を受ける可能性はあまり高くは無いのです。

でも、昆虫界では・・・弱肉強食は日常の一コマでしかあり得ない。気をつけて見ていると、そこら中で生きるための闘いが繰り広げられています。最初に例としてあげたエイリアンのパターンも普通にあります。

 上「モモスズメガ」の幼虫に付いた「サムライコマユバチ」の繭
 中「イナゴ」を捕らえた「コガネグモ」(かなりの大物です)
 下「毛虫(種別不明)」を捕らえたハナグモの一種

蜘蛛が虫を捕らえているのは、比較的よく見かける光景でしょう。でも左の写真の寄生蜂のケースはとてもインパクトがあります。蜂の仲間には毛虫や芋虫に卵を産み付ける種族がいて、その幼虫は芋虫の体の中で一緒に大きくなります。そして芋虫が成長しきった頃に、体の中から出て来て体表に蛹室をつくるのです。それが写真に写っている白い繭。寄生された幼虫は蛹になれずそのまま固まったまま死にます。やがて繭からは小さな蜂たちが羽化して飛び立っていく・・・

おぞましい光景でありますが、これも自然の中での日常でしかありません。SF小説やグロ系のコミックなどには、こうした所からインスパイアされたと思われる設定が多々あります。観察から出てくるインスピレーションと言えましょう。

ちなみに「モモスズメガ」の幼虫は、庭の梅の木に1匹だけいたもので、大きくなったらケースの中で蛹になってもらおうかなと観察していた個体。こんな結末になって残念です。合掌・・・






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2009年9月22日  ミツバチが足りない・・・


仕事で・・・農家へ取材撮影に行ってきました。
ビニールハウスを超えた大きな温室で トマトなどの作物を作っている所でした。

そこでは受粉作業をみつばちにさせている話を伺いました。規模が大きくなればなるほど、人手では手が回らないので、本来の自然の摂理を生かした方法に頼ることになる訳です。みつばちは、専門の業者から巣箱ごと買ってくるものらしい・・・

ところが・・・今年は春先からテレビのニュースでも報じておりましたが、養殖もののみつばちが供給不足に陥っているそうな!?何でも従来より、女王蜂は数が少なく、海外から輸入までして間に合わせる状況になっているみたいです。それが・・・今夏はもう全く間に合わないので、マルハナバチなどを代用にあてていますね。

温室の中には多くの蜂がぶんぶん飛んでいました(写真 中)顔の間近を飛び回る蜂の羽音にちょっとすくみましたけれど、現場の人の「大丈夫だから」という言葉を信じて、作物の写真を撮って来ました(汗)

ちなみに 先日・・・うちのアパートにある灌木に、スズメバチなどの危険な蜂では無さそうな奴が留まっていたので写真を撮っておりました(右)てっきりみつばちの女王蜂かと思ったのです。でも 後で調べてみると、微妙に違う感じがします。全体的に少し細身でラインがシャープ。みつばちの女王蜂はもう少しずんぐりして色も薄いと資料にはある。分家して新しく飛び立った若い新女王だからか?とも思いましたが、現状ではその正体が判定できません。捕まえてもう少し観察しておけば良かったです・・・




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2009年9月22日  オオカマキリ


今の季節は虫たちが繁殖や冬ごもりの準備に忙しい季節。

田んぼの横でオオカマキリを見つけました。

大きさから言うと、チョウセンカマリキにもちょっと似ていますが、羽の横に紋(すじ)が無いのでオオカマキリかな?と思います。腹の形からして雄だと思われます。このカマキリは大変落ち着いていて、手のひらに載せても全く動じませんでした。

ちょうど良い機会なので、アップの写真を撮らせてもらいました。前脚だけが獲物を捕らえやすい様に釜の形に進化したのは、ほんとに不思議なことです。またその目はいつも何かを探しているかの様に、異様な光をもって輝いているのが印象的でした。

しばらく観察させてもらいましたが、その後は草むらに見送ってあげました・・・

FUJIFILM FinePix F31fd  プログラムモード クローズアップ設定





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2009年8月23日  シロテンハナムグリ


その昔・・・小学生の時にはカブトムシやクワガタムシを捕りに雑木林によく入っていました。クヌギの木の樹液が出ている場所には多くの虫が集まっているのを見かけました。お目当ての甲虫がいれば御の字ですが、そうでない虫もたくさんそこにいます。

特にお呼びでないのが「スズメバチ」と「毛虫」でした。スズメバチは他の虫を捕らえて肉団子にしたり、樹液の密も吸ったりと何でもありの雑食です。大変どう猛でその毒は人を殺せるレベルですから絶対に関わり合ってはいけない!出会ったら問答無用で即撤退。毛虫は・・・木の肌に保護色になって張り付いているやっかいな種類がいるのです。うかつに腕がふれたりすると激しく炎症を起こしますので要注意!触らなくても気持ち悪いので不意に現れると心拍数が一気に上がります!

次に多かったのがカナブンとこのシロテンハナムグリです。カナブンはそれなりに綺麗だったので、カブトムシやクワガタムシに次いでうれしい収穫になりました。でもシロテンハナムグリはいわゆる雑魚扱い。川釣りに行ってクチボソばかり釣って帰るようなレベル・・・評価が低くて本人には失礼ですけど捕まえてもうれしくなかったのです。

何時もの様にながーい前置きでした。その彼が部屋の中に飛来・・・レンズを向けたのは初めてですが、こうしてみるとなかなか綺麗ですね。





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2009年7月21日  ゴマダラカミキリ


ゴマダラカミキリ

このカミキリムシも最近見かけなくなってきた昆虫のひとつですね。ヒゲを除いた体長は約3センチほど、ヒゲはとても長いです。カミキリムシは英語ではLonghone Beetle(長い角の甲虫)という呼び名です。

その長いアンテナがどのくらい周囲の情報を収集する能力を持っているのかはあまり資料がありません。人間に簡単に捕まってしまう所をみると、危機回避能力は低そう。ちょっと長過ぎてかえって邪魔なのではないかと感じます。このゴマダラカミキリは家の近くのツバキの木におりました。でもツバキはカミキリが付く植物ではないはずです。写真を撮りたかったので、一時的にうちへ来て貰うことにしました・・・

カミキリムシはけっこう動作が素早くてなかなか落ち着いてくれません。小学生の頃にも捕まえるのにはかなり苦労しました。木の上にいる場合はまず無理です。どんどん登っていってしまいます。基本的に高いところが好きなんではないだろうかと思います。また、その大顎(キバ)はもの凄く鋭く力が強いので、絶対に噛まれない様にしなければなりません。爪切りの代わりになるくらいですから。国内最大サイズのシロスジカミキリにかかれば、かみ切れないものは金属くらいでしょう?(いや、アルミの1円玉ならきっと切断できるな!)パワーにおいてオオクワガタの大顎などはその比でないのです。ニッパーの様な切れ味であります(危)あと、背中をつかんで持ち上げると、カミキリムシはキィキィと鳴くのも特徴です。それがなんかかわいい・・・

・・・せっかくなのでアップで狙いたい所ですけれど、じっとしていないのでなかなかピントが合いません。クローズアップ撮影ではAFの合焦スピードは間に合わない。MFでタイミングを計ります・・・よく見ると右前足の先が有りません。どうしたんでしょうか・・・ゴマダラカミキリはご覧の様にマリンブルー系の鮮やかな体色をしています。とても綺麗です!昆虫の中には何故そんな鮮やかでなければならないのか!?と疑問になる程カラフルなものが多いですね・・・

撮影中に何度も羽を広げて逃亡をはかりました。ほんとに落ち着かない奴だ!それ自体もシャッターチャンスでしたけれど、羽の先を広げきった刹那に羽ばたいて飛び上がります。残念ながらその一瞬は捉えられませんでした。あまりにせわしなく写真もピンぼけを増産しはじめたので、適当なところで庭の梅の木に放してやりました。

ゴマダラカミキリはそそくさと木の上の方へ去って行きました・・・





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2009年5月27日  風船虫(コミズムシ)


コミズムシ

名にミズムシと付くと何だか痒くなりそうですが、これはカメムシの仲間です。水の中を長いオールの様な足を使ってコミカルに泳ぎます。でもよく見ると泳いでいるのはほんの一瞬で、ほとんどの時間は空中に静止しているが如くピタッと止まって動きません。とても不思議な生態をしています。

何でこんな虫を捕まえていたのかと言うと、私にはとても馴染みの深い懐かしい虫だからです。小学生の時、雨上がりの学校の校庭には水たまりが出来ました(昭和の時代はそんな校庭だった)1日たつと、そこには小さな虫が泳いでいるのに気がついたのでした。それがこのコミズムシ。何処からともなく飛んできて、わざわざ浅い水たまりに集まってくるという変わり者です。それを捕まえて給食で出た牛乳瓶に入れて家に持ち帰りました。

タイトルにある「風船虫」とは・・・コミズムシは別名 風船虫とも言われます。何故かというと、この虫は軽くて、じっとしていると だんだん水面に浮かび上がってくる。そこで 普段は水底の小石につかまって体を支えているのです。この虫をコップに入れて、小さく切った紙切れを沈めると、コミズムシはその紙切れにつかまってゆっくり水面に浮上してきます。まるで風船がゆっくり上がっていくみたいなのであだ名が付きました・・・紙切れを取りにいくことを何度もくり返すその様はとても面白いのです。子供の頃にその習性が本に載っておりました(確か子供の科学だったと思いますが)そんな訳で昔から知っていたのです。最近はなかなか見かけない存在になりました・・・

小さな容器に入れたコミズムシはやはり静止して時間が止まって見えました。写真も撮りやすかったですが、重なり具合がなかなか上手く散らばりません。50コマくらい撮ってやっと一コマだけまばらに散りました。でも考えてみたら、そんなデザインぽいレイアウトを望むなら、いっそのこと写真を切り抜いてテキスタイルデザインの素材にしてしまえば良いなと思いました。ちょっと気晴らしにやってみましたが・・・

元が虫なので今ひとつ気持ちの良い?シルエットになりません・・・昆虫をモチーフにしてデザインしたガラス工芸家のエミール・ガレの様には行きませんね(汗)素材として暖めておくことにします・・・

採ってきたコミズムシは、先日作った庭の人工池にヤゴと一緒に放しました・・・





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2009年5月9日  クロアリの結婚飛行


今日は広い範囲でクロアリの羽蟻を見かけました(クロオオアリではありません)恐らく、多くの巣から一斉に王アリと女王アリが旅立ったのだと思われます。一日限りのこの巣立ちは「結婚飛行」と呼ばれています。注意して見ていると毎年観察できる蟻の年間行事であります・・・

日頃、同族でも他の巣とは交流のないアリ社会。羽蟻だけが空中で「他国」の個体と出会い つがいとなれます。昆虫の世界でも血を濃くしない「しきたり」が存在するのです。その辺りの話はファーブル昆虫記だったかと思いますが読みました・・・でも、通信手段など持っていないのに、多くの巣で同じ日にイベントをとり行えるのはいったい何故でしょう!?ホントにその生態は不思議で謎に満ちている・・・

完全なる階級社会で秩序にのみ支配される蟻は、その立場によって寿命すら決定されるそうですね。通常の働きアリは1〜2年ほど。これは一般の昆虫として理解できます。驚くべきは女王アリ。クロアリの女王は10〜15年以上生きるそう!それに対して王アリで生き延びるのは女王に出会った1匹のみ。その他の恋が実らなかった大勢の王候補はそのままのたれ死にするとか?その寿命はひと月たらずらしい。負け組には生きる資格すら無いのか!惨い社会ですね・・・

女王アリ(ハチも同じ)が長生きする秘密は、働きアリ(蜂)が自ら分泌して作る特殊な蜜を女王にだけ与えるからで、それが寿命を延ばす成分だそう。その成分を人間が横取りしているのが、ミツバチの巣から得られるローヤルゼリーやプロポリスと呼ばれる物質ですね。昆虫が犬や猫より長生きできるなんて不可思議なことであります・・・

今日一日、多くの女王アリが伴侶を見つけ、そこであぶれた大勢のただの雄アリたちは 悲しい夕陽を眺めていた事でしょう(夕飯時にうちの中にも数匹の雄アリが電灯の光に飛んできました 下)

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2007年9月28日  チョウセンカマキリ


一般的によく耳にするのは「虫は夏に見かけるもの」という事。

繁殖するのは確かに夏場ですが、人目に触れやすくなるのは「秋」だと私は感じています。何故かというと、多くの昆虫は夏の間に成長し サイズが大きくなるからです。それが顕著なのは「芋虫・毛虫」の類でしょう・・・蛹になる直前は最大級になっています。今年もいろいろ見かけていますが、以前ブログに載せて悲鳴という反響がありましたので自粛(苦笑)

今 最大サイズになっている昆虫のひとつに「かまきり」のメスがいます。卵を腹に一杯かかえて産卵場所を探しています。 (もしかしてこれも気持ち悪かったりするかなー??)

ツバキの葉の上に「チョウセンカマキリ」の雌がいました。オオカマキリに次いで大きな種類です。挑戦の意ではなく、かつて朝鮮から渡ってきたから付いた名だと記憶していますが・・・カマキリは昆虫の中ではもっとも感情の表現?が豊かな奴です。頭をちょっと撫でてあげたらもの凄く反応しました! 本能からくる自衛のための威嚇で、体を広げて「俺は強いんだぞ」と言っているのです・・・30秒くらいこのままフリーズ。

この鎌首をもたげたポーズは久しぶりに見ました。ガォー(笑) 連想するのは、ゴジラ映画の「怪獣総進撃」に出てくるカマキラス!人造人間キカイダーの敵キャラのグリーンマンティス・・・等々

私はこの姿をとても格好良く そして美しいと感じます・・・


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2007年9月4日  カワトンボ


都市部では普段よく見かけるのは赤とんぼの類でしょう。たまにヤンマの類も飛んでくることがありますが、その数は限られています。

カワトンボという種類がおります。

その名の通り、川の周辺に生息している種類です。他のトンボと違うのは まずその留まり方。羽を閉じて止まります。色はオレンジ色・濃い紫色・透明など色々ありますね。
今回 伊豆の河川で見かけたのはオレンジ系のミヤマカワトンボと思われる種類です。ちなみに紫色のは黒っぽく見えるのでハグロトンボと呼ばれます。その生態は未だ詳しく分かっていないみたいです。

ひらひらした飛び方で、普通のトンボの様に素早くありません。雰囲気的に蛾に近いかもしれません・・・今回よく見ると、胴体の部分の色もいくつかのパターンがあるのが分かりました。中には綺麗なメタリックグリーンのものもいます。まるで玉虫の羽の様に綺麗です。右の写真は川岸に落ちていた寿命を迎えた個体。

カワトンボも、私が小学生の頃(昭和45年頃)には 都内の小さな川に普通に飛んでおりました。今回彼らを見たときに思わず久しぶりだなーと懐かしさがこみ上げました・・・


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2007年8月20日  ミンミンゼミ


今年もセミの声が騒がしく聞こえてきます。ニュースでは関西のクマゼミが関東に進出してきているとの事ですが、今の所まだ私は確認していません。シャーシャーシャー!というヤツですね・・・ですが、記録的な猛暑のせいなのか・・・少し変わった光景が目に付いています。

それは、街頭に照らされた街路樹に集まったセミが夜通し鳴いている様・・・例年こんな事があったっけ?昼夜が逆転しているのか。しかも、近所でもその数がかなり多い・・・

昆虫が睡眠を取るのかどうかは分かりませんが、活動時間というのは日の動きに合わせた習慣があります。それなのに「一日中活動している?」というのは何だか解せない事です。

写真は昼間 地上1.5m位の木の幹にいたミンミンゼミ。普通数メートルの距離に近づく前に逃げてしまう。コンデジのマクロモードで15センチ位まで近寄りましたが逃げない・・・けっこうアップで撮ることが出来ました。つついたら元気よく飛んでいきましたので弱っていた訳ではなさそう・・・うかつな奴です。このセミも徹夜明けで注意力がヘタっていたのでしょうか・・・

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2007年7月10日  アリとアブラムシ


ほとんどの植物には アブラムシという小さい粒の様なムシが付きます。茎や葉っぱから汁を吸って植物を弱らせるので 人間の目から見れば「害虫」となります。見た目が悪くあっという間に増殖するので 気持ちがよろしい生き物には感じません。普段は・・・殺虫剤をかけたりして駆除する対象でしかない・・・

アブラムシはダニとは違う昆虫だそうで、知られているだけでも4400種類ほど確認されているらしい。カメムシに近い生き物です。身の回りにいるものだけ見ても千差万別、赤や緑・茶色・黄色といろいろです。真っ黒で胡麻そっくりなのもいます(笑)

アブラムシは体から甘い臭いや液体を出してアリを誘い、仲良く共生しています。別名アリマキという名前も持っている。アリと仲良くすることによって、アブラムシを食べる天敵のテントウムシ等から身を守ってもらうメリットが生まれます。実際に近くで見ていると、アリはアブラムシの体を盛んに舐めている様にも見られますね。

少しだけ近寄って写真を撮ってみましたが、相手が小さいだけにもっと寄らないと彼らの「顔」は見えてきません。でも 少しだけ違った印象が見えてきました・・・更に研究するには クローズアップレンズだけでは足りず、ベローズアタッチメントの出番となりそうです。この夏にはひとつ 極小の世界を狙ってみようかと思います・・・相手が小さいのでピントは数ミリの世界。少しでも風が吹くとブレブレの写真になります。なかなか手強い被写体と言えます。この写真も少しブレ有り 完全に止まっているとは言えません。

FUJI Finepix S5Pro SIGMA 105mmMACRO F2.8→8〜10
1/60〜1/100 ISO800

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2007年6月13日  テントウムシのさなぎ


最近 庭の植物にアブラムシが大量発生しています。そうすると集まってくる虫がいます。

テントウムシ

その幼虫も親もアブラムシを補食します。アブラムシのいるところには大抵テントウムシの幼虫が居るのです。ここ数日 椿の葉にテントウムシのさなぎがたくさん付いています。この写真のオレンジ色のモノがそうなのですが、意外と知られていない様に思います。大抵は「得たいの知れない何か」と言うことで、気持ちが悪いという見方をされているのではないでしょうか・・・

親のテントウムシが割と良いイメージなのに対して、幼虫やさなぎが冷遇されるのは少々可愛そうな気がしますね。見た目の印象だけで好き嫌いが分かれるのはホントに人間の勝手であります。(親虫への一方的に付けられた益虫というレッテルもそうです)
まぁそういう私も 毛虫を見た目と自分の都合で害虫と判断している訳ですが・・・

このさなぎは数週間後には親虫になって、アブラムシを求めて活躍してくれることでしょう。アブラムシの駆除に出来るだけ農薬を使いたくないので、彼らには頑張ってもらいたいところです・・・

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2007年6月12日  アワフキムシ


写真は「何か?」というと、アワフキムシという名の昆虫です。正確にはその幼虫が住んでいる虫の巣とでも言えましょうか。中にはセミを小さくした様な虫が何匹か住んでいます。子供の時には乾燥に弱く 大人になるまで、泡状の住宅でぬくぬく暮らしています。要するに引きこもっているのです(笑)

小学生の頃にこの泡をとばして中にいる虫を集める遊びをしていました。友達と誰が一番たくさん集められるかという競争です。泡から出すとアワフキムシの幼虫はもの凄く動揺している様子。草の上に戻すとまた泡を吐いて引きこもりに戻るはずなのですが・・・用もないのに大事な家を壊される 虫にとっては迷惑なゲームでした。今回は住居に不法侵入するのは止めて 写真を撮るだけにしておきました・・・


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2006年9月1日  カネタタキ


秋の虫の中でも、鈴虫に並んで私の好きなのが「カネタタキ」です。

特別な存在ではないので、関東以南ではこれからの季節よく耳にすることでしょう。「チン チン チンッ」っと切れの良い、小さな鐘をたたく様な声です。だからカネタタキ。声はよく聴くことがあっても、その姿はなかなか知られていないのではと思います。とても小さくて、地味な姿をしています。

ゆうべ、カネタタキの声が部屋の内側で聞こえました。ベランダの網戸が少し開いていたので、入ってきたのでしょう。偶然にも、白い壁の良く見える所にいました。さっそくカメラカメラ。この虫はちょうどチャバネゴキブリの幼虫と同じ様な歩き方をします。ちょこまかとすばしっこく、じっとしていない。だから、写真に撮るのはかなり難しいのです。(ボケボケのものなら以前から何度もトライして撮ってあります)

白い紙の上にうまく落として、一瞬動きが止まったところで撮りました。今回なんとかお見せできるのが撮れました・・・ヒゲの長さも入れて約25mm位。体だけだと7mm程でしょうか。

これがチンチンチンッ・・・の正体です。


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2007年8月27日  百 足 <ムカデ>


いきなり気持ちの悪い写真ですみません・・・

見ての通り百足(ムカデ)です。土を掘っていたら現れました。体長が10センチ近くあります。ある程度の大物! この位のサイズのムカデを見たのは二十数年ぶりで これで3回目です。大あごを持っており、噛まれたら大変であると本には書いてあります。虫が好きな私でも 頼まれてもこれは触りたくありません!(ムカデは節足動物の多足亜門で昆虫ではありませんね)

子供の時に見た忍者特撮映画には、大ガマ(蛙)と大蛇、それに大ムカデが出てくるものがあり、私は大ムカデが一番強そうで脅威に感じました。それ以来 何故かムカデを見たら縁起が良いという刷り込みがあります。久しぶりに見たムカデは歩くのがもの凄く速く、動いている最中の写真は足がブレて全滅です。葉の陰に頭を突っ込んだこの一枚がかろうじて静止したもの。

ほんとに不思議な(気持ち悪いという人が大半)生き物です。そう言えば・・・小学生の時にゴムで出来たムカデは絶大な威力を発しました.。用途は不明にしておきます・・・女子に一発で嫌われるアイテムでした(大汗)

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2006年8月29日  アオマツムシ


毎日少しずつ、毛虫退治の為にアパートの植木のせんていをしております。草木を刈り込んでいると、毛虫だけではなくいろいろな虫が飛び出てきます。今日は普段あまり目にしない虫を見ることが出来ました。

アオマツムシ

写真の通り、とても綺麗な青い色をしています。今まで数回ほど見たことがあります。昆虫図鑑で調べてみると、何でも明治の頃に 外国から持ち込まれた草木に付いてきた外来種だと書いてありました。日本にもともといるマツムシは茶色でコオロギの様な色。「チンチロリン」という鳴き声は日本のマツムシの声です。アオマツムシは「チッチロリ、チッチロリ・・・」と弱々しく鳴くと記述されている。ネットでその声のデータがあるかどうか検索してみましたら、ありました。

「あー、これならいつも何気なく聴いている虫の声だ・・・」

聞き覚えのある声の正体が判明し、謎が解けて徳した気分です。ちなみに都心でも、8月末ころから鳴き始め、普段は街路樹の木の上にいるらしい。現在では外来種の方が多く、日本の原種の方はあまり見かけない状況なのは少し寂しい限りです・・・


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