クワガタムシを飼育してみよう!


I TOP Iクワガタ倶楽部 updated 2019-08-19I



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クワガタムシとカブトムシ




虫の中でも特に人気があるのが「クワガタムシ」と「カブトムシ」でしょう。最近では・・・緑がへって 家のまわりの林も少なくなってきました。そのせいで虫もいなくなり、「かぶとむし」や「くわがたむし」もペットショップで買うのが当たり前の時代です。中にはもう自然の中では捕まえられないほど減ってしまった種類もいます。ほんの少し前まではもっと身近だったむしたち・・・飼育して観察するチャンスを増やしたい・・・そのために「かぶとむし牧場」の計画をここにたてる事にしました。

「クワガタ倶楽部」は・・・
「クワガタムシ」「カブトムシ」の話をしていく場所にしたいと思います。そして、その他のむしの話にも広げていくかもしれません・・・小学生のみなさんから、ずっとむし好きのまま大きくなった大人の方まで多くのひとたちがたのしめる場にしたいと思います。私はこのサイトの管理人「蒼硝子」と申します。よろしくお願いいたします。

 


2010年11月19日  私の昆虫好きのルーツとなった本


今日は所用で新橋に出張・・・ちょうどそこで恒例の古本市がやっていたので立ち寄りました。仮設テントがいくつも張られ、都内の古本を扱う書店が集まってワゴンを出しています。そのうちのいくつかを覗いていたのですが・・・私がいつも物色するのは、写真集・図鑑・絵本・映画パンフレットの類。すると、たまたま手を伸ばしたワゴンの中に、見覚えのある表紙が見えました。

何とそれは・・・私が小学生の時に祖父からもらった昆虫図鑑。忘れようもしない懐かしい本。私が所有していたそのは、ボロボロになって何故か表紙だけが今でも残っています。その「完全体」が見つかったのです!当然買って帰りましたとも。これは私の一番の宝物に確定です。何故ならば、私が昆虫はじめ生き物に感心を持つきっかけになった一番最初の本だからです。まさか今見つかるとは思ってもみませんでした。内容はほとんど手書きのカラーの挿絵。でもとても精密でこれは子供用の装丁では無いクォリティだ。イラストの味が写真を超えている!

保育社の学習図鑑「学習昆虫図鑑」
奥付をみると、昭和29年第16版とある そんなに古い書籍だったのか・・・

ページをめくると、驚くべきことに、ほとんどのページに見覚えがあります。小学生の時に毎日の様に読んでいたのだからそれも当然か・・・そして、数十年間記憶の底の引き出しにしっかり残っていたのですね。何とうれしいことか。

今日は、紙の本の価値に目一杯感激した素晴らしい日となりました。


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2007年2月24日  昆虫専門店 《 志賀昆虫 》


この店は渋谷の宮益坂の上にある「志賀昆虫」・・・私が幼少の時から馴染みがある店です。名前から分かる様に昆虫の店・・・しかも 標本器具中心の珍しい専門店です。

私は幼稚園の時、夏休みの宿題に蝶の標本を毎年作って持っていきました。最初は、菓子箱を利用していたと思いますが、そのうちに祖父が本格的な標本箱を買ってくれました。それはこの「志賀昆虫」で購入したものです。他にも組み立て式の虫取り網、蝶の羽を傷つけずに包む三角パラフィン紙に三角胴乱。虫かごにピンセット・・・いろいろな採集道具を買ってもらいました。そして虫の図鑑・・・

そうした環境があって私の昆虫好きは拍車がかかったとも言えます。

本来なら 昆虫採集の苦労話が先なのですが、今日は最後の段階の標本の話です・・・この話は実はなかなか人に言いづらい側面があります。それは何かと言うと、標本というものに対して賛否の分かれる意見があり、どちらかと言うと否定派の存在の方が大きい為です。「生き物(死体)をピンで止めて飾っておくというのは趣味が悪い」という反応は割と普通にきかれます。

この感覚的なものについては 反論できず、ただ標本の存在意義について解説するのみになってしまいます。少数派の意見として・・・形として残すことによって その時代に存在した昆虫(個体)の証明を作ること。そのために必要となる専門技術があり、道具があるということです。

生きている虫を世話する事と、死んでしまった個体を標本にして扱うことの間には はっきりした境界があり、割り切りがあります。前者は命を預かることであり、後者は物質として保管することです。気持ちの切り替えが出来なければ、淡々と標本を作ることは出来ません。この感覚は 有るか無いかだとしか言えません・・・標本に関しては個人レベルで境界線があります。私は虫と魚・は虫類までが許容範囲。ほ乳類は感覚的に受け入れられません。かと言って「ほ乳類の標本」に関して否定はしません。博物館に行って、実際に見たことのない生き物の存在に触れることができる。それは価値のあることだと肯定しているからです。

先日 久しぶりに志賀昆虫を訪れて、ピンセットを買いました。その時に店員さんとしばらく話をしていたのですが・・・近年、昆虫採集をする子供が減り、話が通じるのは子供時代に虫取りに夢中になった大人が多い・・・等々。そして、この店の創業者だと思われる志賀氏は 今年104歳になられるそう。ご健在らしいということで驚かされました。話は 昆虫からの事から時代の移り変わりについてに及び、話すことがたくさん出てきました。写真も撮らせて頂きました(感謝)

昨年も少しだけ触れたつもりですが、自分が一生懸命になってしてきた事の意味を 時折考えることが増えました。どういう意味や価値があったのだろうかという言うことです・・・


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2007年2月24日  昆虫標本について


そう言えば 私が小学生の頃には、駄菓子屋・文房具屋の店頭には昆虫採集セットというものが普通に売られていました。その中には虫を薬殺する殺虫液とプラスチック製の注射器まで入っていた・・・(小学生向けのおもちゃ扱いで!)

今ではあり得ない様な内容です・・・万が一 間違った扱いをされたらどうなるかとゾッとします。でもそんな物が普通に売られていたご時世なのでした。一般的には綺麗な標本を作ろうと思った場合、自然死ではなく薬殺した直後の個体を使うことが多いのです。自然死してしばらくすると 虫の間接が堅くなってしまい、綺麗に足を伸ばした状態に固定できなくなるためです。

そういうダークな処置の部分が、標本というものを更に暗いイメージにするのだろうと感じます・・・私の場合は、蝶やトンボは薬殺していました。甲虫の類は飼育しているうちに死んだものを用いています。やはり後ろめたい感覚はありました・・・

・・・私が作った標本は現在ひとつだけ残っています。それはカブトムシとクワガタムシ〜甲虫を扱ったもの。ラベルを見ると、昭和49〜50年山形県鶴岡となっているものもある。全体では恐らく1972〜1976年頃のもので占められているはずです。思えば、小学生の頃からのもので、ほぼ完全な形で残っているのは自分でも驚きです。それだけ大事に扱っているつもりです。

中には東京都内の自然(世田谷区内)で採集した個体も含まれています。都内に普通にいたのだという証拠となります。一番右上にオオクワガタが一匹だけいますが、これは私が現在繁殖させているオオクワガタの最初の種親になった個体です。今から確か7年位前に大事に飼っていたものです。このオオクワガタは、普通に探した位では天然の個体を採集することは不可能に近いので「唯一ペットショップで買った虫」なのです。区分けとしては欄外の扱いになります。

前回でも述べましたが、人によってはこういう標本に嫌悪感を感じる人もいらっしゃると思います。気持ち悪いと思う方は 恐れ入りますが受け流してください・・・


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2006年7月27日  日本昆蟲圖鑑 2


日本昆蟲圖鑑を久しぶりに見て、他の図鑑も開いてみたくなりました。古いものは約35年経過しています。大事にしてあるので保管状態は良い方かもしれません。開くと図案は簡単な手描きばかりで、まるで同人誌の様な作りです。懐かしさもあってか親しみが持てます。

近年のものと比較すると、生き物の扱い方にかなり差がありました。それは「身近にいるもの」というニュアンスです。わざわざ「生き物の命を大切に」なんて標語で何かを訴えるような記述は見あたりません。今よりもっと、自然な生態系が身の回りにあったという視点。例えば空き地とか・・・親しめば大切に思うのは自然の成り行きかと。

最近の本には、豊かな自然の恵みという部分に強調が感じられます。

それはとても好ましいことなのですが、広告の仕事をしている私には、何だかその裏側も考えてしまう。「自然に優しい」というと好感度がアップするというマーケティング。自動車や建設関係の広告等に、普通に見かけます。仕事となれば、私も手のひらを返すように、その効果をしっかり考えることでしょう。あんまりコメントを深めていくと、自分の首を絞めそうです。話が脱線しました・・・

オオクワガタに関しては、4〜5年位前が流行のひとつのピークだったように思います。本棚を見たら、何冊も買っていました。そういえば、中野にあるクワガタムシ専門店「むし社」には随分お世話になった覚えが。好奇心と手間暇をかけていれば、ある程度は詳しくならないはずがありませんね・・・

本を見せびらかしているだけではつまらないので、モデル登場です。花子さん、こっちおいで・・・今日の彼女は機嫌が良くて、「はい、こっち見て」っというリクエストにしっかり応えてくれました(笑)



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2006年7月27日  日本昆蟲圖鑑 1


インターネットが普及してから、調べ物はとても楽になりました。ブラウザーにキーワードを打ち込めば、読み切れない程の資料が溢れ出ます。写真と動画も絶えず新しいものがアップされています。良い時代です。

情報に関する事は、インターネットで事が足りてしまいそうな感じ。そう言えば、私もこの10年程は、近場の図書館で、落ち着いて本を読むという事をしなくなりました・・・それが悪いことだとは思わないのですが、今日、本を見直す驚きがありました。

それは、私が小学生の頃によく見ていた日本昆虫図鑑を、久しぶりに開いたことなのです。何かネタになるかなと思って、実に二十数年ぶりに本棚から出しました。これは、私の父の書斎に昔からあったもので、本格的な専門書です。文字は小さく難しいことが書いてあるので、子供の時の私が、文章の内容をちゃんと読んでいたとは思えません。一般の昆虫図鑑の方がメインでしたが、それは子供向けの貧弱な内容です。載っている虫の種類が少なすぎる・・・

電話帳(タウンページ)より遙かにボリュームのある本なんて、そんなにないでしょう?この日本昆虫図鑑は、サイコロを連想するほど分厚くて重く、手に持って読めません。装丁がボロボロなので、開くのが怖い感じです。こういう資料が、身近にあったということは幸運だし、興味を強くする影響もあったことでしょう。梅丘図書館の件もしかりです。

驚く部分は、そこに描かれている手書きの精密画が・・・
ああっ・・・こんなに緻密な図案が載っていたんだっけ!?
昆虫の模様や細部がとても鮮明に判ります。

この本を熱心に見ていた記憶はあるのですが、存在自体しばらく忘れていた。その素晴らしさに改めて驚いたのでした。写真やビデオ映像を当然としていた自分の感覚に、目新しい刺激を与えたものがアナクロであるとは皮肉なことです。いや、最近こういうパターンは多いかも。ペンと紙の時代に行われていた「職人芸」は今こそ参考にしたいもの。「虎の巻」です。


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2012年3月31日  胴乱(どうらん)が出て来ました


私は親父・祖父とも昆虫好きだった事もあって、小学生の時には昆虫採集によく連れて行ってもらいました。そして子供にはちょっと過ぎた品だと思えるレベルの採集道具を色々買って貰っていました。それらは大人が使うものだったのを覚えています。当時は別に気にしてませんでしたけれど、今考えるとあまりに本格的でかなり目立っていたんじゃなかろうか(汗)それはそうとして・・・その当時の道具が物置の奥からいくつか出て来ました。もう40年ほどたっていますので、よくぞみんな残っていたものだと驚くと共に大変な感激です。

この虫かごの様なものは「胴乱」(どうらん)

虫かごでは無く本来 植物を痛めずに持ち帰る為のものなのですが、何故か私はこれに木の枝と一緒にカブトムシなどを入れていました。恐らく祖父が虫かごと勘違いして買って来たのだと思います。当時それらの昆虫採集道具は、渋谷にある昆虫専門店の「志賀昆虫」で買ってきたものと思われる。子供の時に何度か行った記憶があるからです。ネットでぐぐってみると今でも売ってますね。基本的な形はあまり変わっていません。
志賀昆虫 どうらん

私の昆虫好きは、その他の動物や天文や写真やグラフィックの趣味と共に 一生続くであろう大事なジャンルであります。

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