2011年5月10日  大人の科学マガジン「風力発電キット」


原発事故の影響もあって、にわかにグリーンエネルギーへの関心が高まっていますね。グリーンエネルギーとは・・・太陽光・風力・バイオマス・地熱・水力などで作られる「再生可能タイプ」の新エネルギージャンルを指すそう。私の身の回りの親戚にも、温水パネルや太陽光発電などを導入する人が出て来ました。

私も以前より関心があるのですが、初期投資がかなりかかるので、おいそれと導入できません。太陽電池パネルは本体だけでなく、敷設工事にも相当コストがかかる様です。私が現在注目しているのは「家庭用風力発電機」調べてみると、十分な風を受けて発電が継続した場合、日常電力の1/3程度の電力供給が可能なモデルが存在しています。価格は80~100万円ほど。元をとるのに10年以上かかりそうですが、どうやらそういう発想で導入するのはやや難があります。どちらかというと、停電などの非常時に、最低限の電気を得る自家発電(保険)の意味で考えた方が正しそう。実際に商品を作っているゼファーというメーカーがありますね。

ゼファー株式会社

うちにも一台欲しいなと思いながら、今すぐにはとても無理なので、ちょっと気分だけ味わってみたいなと思いました。学研の大人の科学マガジンに「風力発電キット」があります。実は既に昨年に買って持っておりました。何時までも本棚の肥やしにしておくのも何なので、組み立ててみました。

サイズからしてこれは風力計レベルの大きさ。発電キットとある様に、風車が回転すると、小さなモーターを回して豆サイズのLEDを点灯することが出来ます。それだけの機能ですが、ベランダに設置して雰囲気を楽しんでみようと思います。








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2012年8月8日  風力発電プロジェクトを開始


私が日頃 原発ハンタイだの省エネ生活は大事だのと騒いでいるのはみなさんご存じの事と思います。国のエネルギー政策を批判しているのは穏やかではありませんし、日頃電気に頼った生活をしているのに省エネを人ごとの様に叫んでいるのは客観的に見て矛盾を指摘されても仕方ない。更に反原発デモに参加したりしているのだから物議も呼びますね。 そして今すぐ自分に出来る努力や具体的な行動は他には無いだろうかと考えた場合、いくつかの選択肢があるのは事実・・・

電気は今の自分の生活にはどうしても欠かせない。ただ 節約する事は出来ても「使わない・頼らない」といういきなりの決断は不可能です。筋を通すならば原子力発電によって得た電気はいらないと言っているのであって、その他の方法で何とかならないのだろうかと言う事(現在の電力事情では事業者を自由に選択する事は個人レベルでは出来ない)そして自家発電というものはどの位の省エネ節電効果が得られるのかにも関心を払いたい。それは昨年春頃より真面目に検討しておりました。

かなりコストが落ちて来たというソーラーパネルの導入はどうか?それは・・・まだ初期投資額が大きくて今の自分の経済状況では先立つものが工面出来ない。もう一つの選択肢にある風力発電は・・・昨年調べた時には意外と選択肢が少なくてコストは微妙な所でした。海外製品で格安のモデルも存在していますが、ユーザーレポートを見ると安かろう悪かろうと言うクレームが少なく無い。商品の当たり外れがありそう。なので信頼と実績のあるモデルは数種類に限られてしまう。

あんまり贅沢ばかり言っていると結局何時までたっても何も進まないので、ここは一つ決断しました。あるメーカーが新製品を出す記念に、従来モデルを安く販売するキャンペーンを始めたのでそれに乗った!システム一括モデルでは無く、風力発電機本体とそのコントローラーユニットのみのDIYキットです。これには後 ディープサイクルバッテリーと出力を100Vに変換するコンバーターを足してシステムを組まなければならない。電気の知識が乏しい私には少々ハードルが高いですが、思い切って手を出しました。

モデルはColeman社のウィンドフォース 600Wタイプ。市場の評価は五分五分と言う感じか・・・私としてはちょっと冒険をしました。しばらく時間をかけて自宅にこの風力発電機を設置する過程のレポートをして行きます。今日は予告として・・・

(写真二枚目:地元の町内会に設置してある小型ソーラーパネルとの併用型)

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2012年8月12日  アンテナのポール


今日は風力発電機を設置する予定のポールから古いアンテナを撤去する作業を行いました。地上アナログ波を受信していたVHFとUHFの遺物。どちらも15年以上経過していて既にボロボロ。何年も前にCATV経由のアンテナ接続に建物全体が切り替わっていたので全く使われていませんでした。

ポールに止めてあったアンテナを外すには屋上縁の手すりの上に立たなければ作業が出来ない。私は実は高所恐怖症なのでビビりながら撤去作業を敢行。ご覧の様に完全に錆びてボロボロの鉄材はネジも完全に朽ちているのでドライバーが利くハズも無し。金ノコでネジやバンドを切断して処理しました。

次にポールを支えている台座のネジ(これは何とか回った)をゆるめてパイプを引き抜き、屋上の安全な所にとりあえず保管。風力発電機の受け口は恐らくそのままはめ込む事が出来るサイズなので、次の作業はパイプの錆を落として塗装をかけ、電気コードを通す穴をドリルで開けなければなりません。予定としては8/20までにやり終えたい所です。


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2012年9月9日  回転テスト


建物の屋上アンテナポールに風力発電機を取り付ける作業は今月末以降になりそうです。それまでに一度 本体を組み立ててプロペラがちゃんと回るのかどうかのテストをしておこうと思いました。

組み立て自体はとても簡単でこんなにネジが少なくて大丈夫なのか?と思う程・・・発電機のタービンが風を受けて滑らかに回るのかの動作はしておきたかったので、試しに扇風機の風を当ててみました。結果は中の強さの風力でゆっくり回転。これなら日常に吹いている風の強さで回転が期待できそうです。タービンのトルクがあんまり硬いと回りませんからね・・・



プロペラの直径は約1.3mほど。間近で見ると意外と大きいですね。確かに風の圧力を目一杯うけそうですからポールを支えるためのワイヤー線などでしっかり補強したいと思います。少しずつ準備を進めていくのも楽しい事です・・・


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