新 着

履 歴

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2011.09.20
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2010.02.14
2010.02.08
2009.10.29
2009.10.11
2009.10.09
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2009.09.23
2009.09.07
2009.06.28
2009.06.08
2009.06.08
2009.05.19
2009.00.00

2006年06月17日   ネジバナ


この花をご存じの方はどの位いるでしょう? 一般にネジバナと呼ばれています。梅雨に入ったちょうどこの時期に花を咲かせます。

ひょろひょろと伸びた一本の茎の先に花がつきます。最初は麦のような普通の一例の穂に見えますが、一番下から順番に花が咲き始めると、不思議なことに穂がねじれ始めます。

なかなか綺麗な花ではありませんか。

意外と知られていないその理由。
それはこの植物の普段の様子と、咲いている場所のせいかもしれません。茎の身の丈は15〜20センチ、針金の様な細さ。花が咲くまではただの雑草にしか見えないでしょう。生えているのは空き地や路地裏といった地味な場所が多い。でも、都会の真ん中でさえ探せば見つかるはずなのです。

花がきれいなのはせいぜい二週間。
枯れると地表部分には地味な葉っぱが数本残るのみ。どこに生えていたかをを探すことすら難しい。一年のうちに、自分の存在を示すことが出来る短い時間です。

蒸し蒸しとうっとうしいこの季節。 足元に気をつけながら歩いていると意外な素敵なものが見つかるかもしれません。


Nikon D1 SIGMA105mmMACRO F2.8開放 1/500 ISO200(下)


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2006年07月02日   白いネジバナ


先日 ネジバナの季節だと書きました。

mixiのブログ仲間でもある Issyさんよりコメントを貰いまして、その中に白い種類もあると教えて頂きました。(別名モジズリ・小町欄とも言うのですね) この数日間、いたる所でネジバナを見かけていましたので、白いものがあるのかどうか、気にかけて歩いておりました。

そうしたら・・・ありました!

それもうちの近所の塀の上にある植木鉢の中から生えていたのが白い(薄いピンク)個体だったのです。人様の敷地内に向けて写真を撮るのは失礼かと思いましたが、こういう機会はめったに無いと思い撮ってきました。

いつも見ているピンク色のものより、二回り位大きく、長けが30センチ程あります。茎の下の方は、塀の向こう側に隠れていて残念ながら見えませんでした。とりあえずその存在を発見したという事でこの場で報告です。

あと一週間もすると、皆、今年の花の精を終えることでしょう。


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2007年03月02日   足元にある小さな世界 1


他愛のない話題になりますが、私にとってはとてもウェイトの大きなはなしです。

テーマは苔(コケ)

昨年 一度話題にしようとして気が進まなくなり 自粛していました(苦笑)何でそんなものを取り上げるのかというと、長年の私の研究対象であるからです。天体観測の私の仲間は、山に行くと私が下ばかり見ているのをいぶかしがりますね。見る方向が180度違うだろうと・・・ほとんどの人に白い目で見られているのです。

コケに対して私が関心を持ったのは大学生の頃です。その頃は度々 夏山(八ヶ岳や北穂高)に登っていました。夜は尾根にある山小屋に宿泊するなどして 数日かけて縦走します。その時に目にした高山植物はとても綺麗で目に焼き付きました。しかしながら 花よりも私の気を引いたのは 岩場や朽ち木に生えた不思議な苔でした。

それ以来、身近に生えている苔でも 鉢植えに根付かせる事ができるかどうか試行錯誤しています。この話は写真やオオクワガタやグッピーよりも 込み入ったディープな話になってしまうことでしょう。

それは・・・一つの生態系がどうやって成り立っているのか?
また・・・それを人工的な環境で維持が可能なのか?

そういう問題に直面して、なかなか答えが出ず、未だに苦労している事だからです。 苔の繁殖と維持に私はもう20年ほど時間を費やしています。もの凄く難しいのです・・・

写真は公園の遊歩道わきの杭に生えている苔


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2007年03月04日   足元にある小さな世界 2


苔(コケ)の話のつづき・・・

コケというと 一般の人は「何処にでも生えている強い植物」と思うことでしょう。普段、何気なく踏みつけていても その存在はあまり気にとめられていない様に思います。また・・・ドブの側溝や庭のじめじめした所など、日当たりの悪い陰湿な所に自然に生えてくるもの・・・そういう暗めのイメージではないでしょうか?

事実「一般の植物には厳しい場所」に生える苔の仲間は多いです。しかしながら調べてみると、コケの仲間は先日話題にした梅や桜の種類を超える 様々な分類のものが存在しています。ちなみに何百種類あるのかわからない?

ここで簡単なうんちくを述べると・・・コケは・・・
 種子ではなく胞子で繁殖する   →キノコに似ている
 苔の胞子は配偶体と呼ばれる株の上に発達する 
                 →シダに似ている
 葉緑素を持っていて光合成を行う →一般の種子植物と同じ
等々・・・なんだか不思議な生態をしている植物です。

要するに 栄養のある場所に依存して増えるキノコやカビに一見似ていながら、自分自身で光合成を行う通常の植物の機能をもっている訳です。現実的には様々な種類のコケは、それぞれのテリトリー(生育環境)がかなり限定されていて、独自の恒常機能を有しています。つまりある条件が継続する環境にのみ根付き、繁殖し、小さな世界を構成していく・・・

私が感心を持ったのは、面白いと感じたコケのある種類が、とても狭いエリアのみにひっそりと茂り、それ自体が小さな森に見えたこと。大げさな言い回しかもしれませんが、それはまるで小さな宇宙の様にさえ感じました。

「限定した環境のみに生える」という部分に関心を持った私は、最初近所の林の中などに生えているシノブゴケという種類を採ってきて、鉢植えにしてみました。しかしながら なかなかうまく行かないのでした。無論 生えていた場所の環境に出来るだけ近づけようという努力は必要・・・その結果、見えてきたものがとても大きかったのです。

重要な要素を先に述べてしまうと、それは「陽」(光と温度)・「水」(湿度)・「土」(栄養とバクテリア)・「空気」(乾燥を防ぐ知恵)のバランスに関わってくる・・・ちょうどギリシアの「四元素説」に当てはまるような構成です。そして、コケの種類にあった環境設定は、やはりその現地に学ぶしかない。結局 何度も林や森に行き、自然のサイクルを観察することになりました。

その自然のサイクルはオオクワガタやグッピー飼育など、水槽という限定空間に生態系を維持するためのノウハウにダイレクトに通じていきます。これは、長くなるので今後少しづつ話していきます。

・・・先日、公園に生えていた苔の胞子を少し採ってきました。
そこで小さな苔盆栽を作ることに〜そのレシピを少しばかり・・・
 1.クワガタ虫のゼリーの餌台をリサイクル
      (クヌギの幹をくり抜いたもの)
 2.根腐れ防止剤をひとつまみ敷く
      (殺菌作用のある銅=10円玉でもOK)
 3.水はけの良い「富士砂」を2/3位の厚さで入れる
 4.ケト土(粘土)をこんもり盛る
 5.苔をひとつまみ載せて、土から浮かない様にしっかり圧着

しばらくして胞子がしっかり根付いたら観察日記を付けていく事にします(最初の芽が出るかどうかが大事なのです)・・・


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2007年03月06日   鷺草に挑戦


今日、仕事の合間にぶらりとホームセンターに散歩・・・
そこでふと足を止めた園芸コーナーで面白そうなものを見つけてしまいました。

鷺草(サギソウ)の球根

鷺草とはラン科の植物で、日本の山野の湿地に生えている多年草です。5〜8ミリ程度の小さな球根から芽が出るらしい・・・以前 久品仏という寺の境内に、この鷺草の鉢がたくさん並んでいたのを見かけました。その名の通り、小さな白いサギが羽を広げた様な不思議な花を咲かせる植物です。とても可憐な花で 一度見ると記憶に強く残るシルエットをしています・・・

今日はじめて知ったのですが、鷺草にもいくつかの種類がありました。花や葉の形状にバリエーションがあります。「銀葉」「青葉」「飛翔」「暁」・・・どれも面白そうです。ラン科の植物は愛好家が多く、栽培が難しいと聞いていたので 鷺草も難度が高いのでは?
店員に聞くとそんなことは無い?ホントかな?・・・結局 買ってきてしまいました・・・

吸水性のある素焼きの5号鉢の底にまず富士砂を敷き、次にラン用の水はけの良い園芸土。2センチ位の深さに 水苔に球根を包んで埋めました。庭にある溶岩を接着剤でくっつけて作った手作りの鉢にも 少し植えておきました。

鷺草はもともと湿地の水辺に生えているそうなので、水やりは充分やりますが、カビが生えない様に風通しの良い場所に置かなければなりません。また一日数時間 日にあたる環境が必要です。一ヶ月位で芽が出てくるはず・・・花は7〜8月頃咲く予定です。こちらも先日植えた苔同様観察レポート開始です。

今年も何だかいろいろなものをたくさん増やしてしまいそうな予感。
これが私の持病です(苦笑)・・・


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2007年03月12日   ももいろのさくらそう


この桃色を見ていたら 幼稚園時代に見た本を急に思い出しました。

「いやいやえん」というさし絵入りの本。

いったい何十年前の記憶でしょう?

いきなり・・・何故だかまったく分かりませんが・・・

妹のままごとセットに入っていたビーズ玉の記憶も蘇った・・・

色や形・香りが何らかの記憶と結びついているのかも知れません。

日陰の鉢に咲いていましたが ソフトフォーカスが似合います。

このさくら草は全てひらがなで表記するのが良いなと感じました。

はるのせいか?すこしあたまがゆるくなっているようです(わらい)


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2007年03月21日   グリーンボール


これはいわゆる苔玉です

寒くなってくると 苔は衰え 枯れて茶色に・・・
冬の間はブラウンの枯葉玉

春先になると窓辺に差し込む日差しも次第に変化
植物は敏感に察知し そのエネルギーを吸収して芽を出します
茶色の中に小さな緑の芽が出たかと思うと いつの間にか
緑色の面積はどんどん広がっていきます

毎年繰り返される自然のサイクルですが・・・
不思議なことに 今年は生えてくる緑に変化がありました
苔の中に生えている葉っぱはもともと ここには無かったもの。
いつの間にか出現して繁殖しました。
いったい何処から紛れ込んだのでしょう?

この小さな空間には恐らく何千億もの微生物が
住んでいる事と思います
これ自体が ひとつの生態系と言えるものなのです・・・


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2007年04月02日  横浜 四季の森公園 1 < 桜 >


絵になる様な「桜の写真」というのはなかなか撮れないものですね。今の時期、桜の名所や撮影ポイントを紹介した書籍が たくさん出回っています。それによると、名木の選び方や撮影時間など かなり条件が厳しい・・・写真を優先させるならば、その位の努力を惜しんではいけないのでしょうね・・・参考になります。

四季の森公園では、いままでに気がつかなかった種類の桜をいくつか見ました。まずは、花びらの萼(がく)が真っ赤なもの。この桜は早咲きだったらしく かなり散ってしまっています。それでもなんだか見栄えがするので寄って撮りました。名前は不明です・・・

もう一つ・・・この桜(写真下)は「紅枝垂」という園芸種らしい。弱々しく貧弱な枝振りだったので、全体を見るとスカスカした感じ。それでも すごく存在が気になりました。アップで見ると、その花びらは少々萎れています。ピークを過ぎたのか?それともこういう花びらなのか?枝垂れの梅とはまた趣の違う とても可憐な桜だという感じ。一言でいうと私の好みです(笑)

この公園では桜が植わっているエリアがはっきりしていて、その他の場所は違う植物が植えられています。エリアごとに季節を反映した楽しみ方が出来るらしい。しかもそのエリアの規模が大きいです。この公園を作った人は「花を愛でる人の気持ち」が分かっているなー と思いました・・・


横浜 四季の森公園について → Nature欄 2007.4/1 コメント


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2007年04月02日  横浜 四季の森公園 2


桜以外の植物の写真も少し・・・

自然の植物をいろいろ見ていると、その色彩の艶に驚きます。普段パソコン画面で綺麗なグラフィックスを見慣れていてもです。人工物と自然物の色彩の魅力は別物と言えますね。

「菜の花」(一枚目)は今がピークでしょうか。約一月前から咲き始めていますので随分期間の長い花です。広い面積一面 この花が植わっていると壮観な眺めで気持ちが良い・・・
「ゆきやなぎ」(二枚目)は そろそろ衰えてきました。全体を撮るとそれが分かってしまうので、寄って一枚・・・

もうひとつ目をひいたのは緑色の葉っぱ。「ノカンゾウ」(三枚目)という札がありました。
その青さがとても健康的で勢いがあります。どんな花が咲くのかと調べましたら、これは中国から渡来した帰化植物で、オレンジ色の花が咲くユリの一種だとか。漢方薬の材料で利尿剤にもなるそうです。 でもネットにあるノカンゾウの写真と、私が見てきた葉は何だか形が一致しません。ホントにノカンゾウ?

真実は自分の目で見届けるしかありませんね・・・


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2007年04月02日  横浜 四季の森公園 3


公園に行くメリットとして、知らなかった動植物の名前が判明することがあります。例えば・・・時折見かける事があるのに 何の木かずっと分からなかった→かかっている札を見て覚える。名前さえ分かれば調べようがあります。

この白い肌をしている木は、私がずっと分からなかった木です。今回判明しました。

「朴(ほお)の木」

他にも札に注釈が付いているといろいろ勉強に・・・桜材(木の皮)で工芸品が作られていますが、どの桜でも可能なのか?と思っていましたら・・・ヤマザクラの木が特に堅くて加工に適しているみたいです。言われてよく見ればソメイヨシノとは木肌が多少違いますね・・・


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2007年04月04日  横浜 四季の森公園 4


公園に行くと知らない動植物に出会うことがあります。

つい目が行って 一度気になるともう駄目です・・・新しい知識よりも 知らない事の方が増えるのが早いです(笑)一枚目の花は1.5m位の灌木ですが、万作の花にシルエットは似ている。でも全く違う植物でしょう・・・

しばらく調べてみることにします・・・

2007.4/11(追記情報)
三枚目のシダの名前が分かりました。ウラボシ科の軒忍(ノキシノブ) 木の幹だけではなく岩の上や 古びた瓦などにも生えるらしい。 人里近くに割と多く分布している様です・・・

2007.4/11(追記情報)
一枚目の面白い花はどうやら 三椏(ミツマタ)の木の様です。 ジンチョウゲ科・・・三又という表記も見つかりました。 お札の紙の原料となるミツマタ・コウゾの片割れですね。 もしかしたらと思って近い所を調べたらビンゴでした!

2007.5/08(追記情報)
二枚目の植物はキブシ科のキブシの様です。本屋で植物図鑑をぱらぱらめくっていたら、偶然写真を見つけました。この丸い豆の様なものが開いて咲くのですね・・・なかなか不思議な植物です。

見かけたその場で名前が分からないと、今回の様に調べるのに余計な手間がかかります・・・とても小さな植物図鑑があったので買ってきました。散歩に行く時には携帯することにします。




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2007年04月25日  エビネ欄


ちょうど今は、実家の茶庭のエビネ蘭が旬です。

エビネも多くの種類がある様ですね。そして・・・先ほど茶道の稽古に行ってきたところ 床の間に初めて見るエビネ「茶花」が生けてありました。

キエビネ

本州の比較的暖かい地域の林下に生えているそうですが、近年特に数が減ってきているらしい。貴重な種類だということです。床の間のキエビネは、私のお茶の師匠が庭で大事に育てていたものを生けたということです。たった一本の花で 茶室の雰囲気が全く違ったものになります。

とても綺麗で少し派手さも感じられます。買うと恐ろしく高いそうです。いくら位するものなのか・・・この花にも何だか関心が沸いてしまいました。






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2007年05月20日   まむし草


千葉県民の森にちょっとドライブに行ってきました。

その森の中で目についたのが「まむし草」
ご覧の様に少々気味が悪い形をした花弁をしています。食虫植物の「うつぼかづら」に似ていますが、虫を捕まえる習性はありません。以前は近所の林の中にもたくさん生えていました。サトイモ科テンナンショウ属の植物です。

よく似た形の親戚に「浦島草」や「ゆきもち草」があります。後者は二年ほど前に 園芸店で一度購入した事があり、庭に植えて繁殖を試みたのですが あっという間に枯れてしまいました。思うに・・・生えている環境をちゃんと理解していなかったのが原因でしたね。

「まむし草」は 昼間でも薄暗い森の中において、木漏れ日の陽光がちらちらと降り注ぐ中に真っ直ぐに立っている感じです。目一杯手を広げた様な葉っぱは、回りの植物を押しのけて僅かな光の力をかき集めるがごとく伸びていました・・・

秋にはトウモロコシのお化けの様な グロテスクな実をつけます。その写真がまた撮れればと思います。


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2007年05月21日   名前を調べる


昨日 千葉県民の森で見かけたこの3枚の植物は正体が不明です。全く知らない植物の名を調べるのは結構大変だったりします・・・

左のつぼみの様なものを付けているのは ユリ科のホウチャクソウに少し似ていますが、葉の形状が全く違います・・・植物図鑑をぱらぱらめくっても全然わかりませんねー。

でも・・・ネット検索を活用した所、左の二枚が判明しました。まず左の実の様なつぼみがぶら下がっている植物。葉っぱの付き方がユリみたいだと思ったら的中。

「ユリ科のオオナルコユリ」の様です。もう少したつとつぼみが開いていい感じの写真が撮れたでしょう・・・

真ん中は楓の葉に似ているので(カエデ・モミジ)で検索した所、条件にあうものに「オオモミジハグマ」と「モミジバハグマ」がヒットしました。葉の形からして、後者のモミジバハグマに間違い無さそうです。

問題は残った一番右の植物。ツタ系なのですが まだ不明です・・・


FUJIFILM S5Pro + Nikon Ai85mmF1.4レンズ使用
絞り優先モードにて撮影 F2〜2.8 ISO160〜320前後で調整


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2007年06月15日   鮮やかな蒼


本格的な紫陽花(あじさい)のシーズン到来・・・

最近見つけた紫陽花の花で その蒼さが特に印象に残ったものをふたつ。
左はこれ以上ないほどの濃い蒼さです。
右の方は可憐な蒼さ。

どちらもベスト1に上げたくなる みごとな紫陽花です・・・



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2007年07月09日   蒼いほおずきとハンミョウ


梅雨の晴れ間・・・今は植物が勢いづく季節。
庭に生えているほおずきの葉に、いつの間にか随分大きな実がなっています。
最初はこのように蒼い・・・
暑い夏の到来と共にやがて赤くなっていきます。

ふと見るとほおずきの葉っぱに虫がいます。
これはハンミョウの仲間と思われる。

昔 空き地が至る所にあった頃 ハンミョウは日常的に見かけられる虫でした。
地面をちょこちょこと高速で歩き回ります。捕まえるのは至難の業・・・
そういう落ち着かない奴なのですが じっとしていたので今回初めて
写真に撮れました・・・

出来ればもっと寄って その顔をアップで見てみたいものです。


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2007年07月15日   鷺草が咲きました


3月6日に鉢植えにした鷺草(サギソウ)の球根。

毎日せっせと水やりをした結果、少し細めながらすくすくと育っておりました。
4本ほど鉢に生えているのですが、ここ数日ほどつぼみが一つ出来ていました。
先ほどふと見たら、咲いています!

とても可憐で不思議な花です・・・

何日くらい咲いているのかも分からないので 急いで一枚撮りました。
とりあえず速報と言うことで・・・
(ささやかな喜び・・・何か花を見ながら一杯やりたい気分です)


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2007年09月08日   台風一過


久しぶりに関東に上陸した台風は 一晩で大層な爪痕を残して行きました・・・

昨日は交通が混乱し、多くの電車のダイヤが乱れた。
お陰で・・・仕事の予定も変更になり出かけるのを止めました。

昼過ぎに近くの公園に立ち寄ると、一面折れた枝で覆われています。かなり派手に落ちましたね。そして同時にどんぐりもたくさん落ちていました。綺麗な緑色のどんぐり。クヌギやコナラだと思われます。これから熟して茶色になるところですが、青いままだと種にはならないでしょうか・・・それにしても、近場にこんなにたくさんどんぐりがあるとは 今まで気がつきませんでした。嵐の置きみやげです。

余談ですが・・・どんぐりと一緒に足元一面にたくさんの毛虫がうごめいていました。
ふと見ると手にしたどんぐりの小枝にも一匹付いていた・・・
不意を突かれて思わず大きな悲鳴を上げてしまいました(笑)

どんぐりは色が綺麗なうちに机に並べてキヨハラソフトで一枚・・・


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2007年09月19日   そこべにの鮮やかさ


この花はアオイ科のムクゲという花。

高さが3m位になる木に咲く花で割と良く見かけます。白や紫など様々な色があります。八重咲きのものも多いですね・・・晩夏から秋にかけての今の時期に咲き、俳句の季語としても使われている・・・

今年の夏に、表千家でお世話になっている知人にこの木を貰い、庭に植樹したところ無事に根付いて花が咲きました・・・つまり これから毎年この花を身近で見ることが出来そうです。少しの肥料と水をしっかりやれば大輪の立派な花が沢山咲くでしょう。

ちなみに花の底が赤いのでこの種類は「底紅(そこべに)」と呼ばれています。その鮮やかで品性を感じる気色から 茶花としても使われています。そう言えば 初めて見たときに私は「ハイビスカスだ」と言って お茶の師匠に笑われました(恥)

植物の世界では確実に秋がやってきている様です・・・


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2007年09月19日   ハイビスカス


ムクゲの花を出したので 続いてハイビスカス。

同じアオイ科の植物なので似ているのは当たり前か・・・
一般には南国の花というイメージがあると思います。
霜が降りたり 氷点下になる環境では枯れてしまうらしいのですが・・・

一方 ムクゲは耐寒性があり、日本の冬をなんなく越します。
両者の大きな違いは枝振りや葉の形でしょう。
花が無い状態では全く違う種類の植物に見えます。
言わば首から上だけ似ている感じです。

写真の鉢は実家のベランダで毎年咲いているもの。
問題なく冬を越している所をみると、やはり温暖化の影響があるのかな?


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2007年10月09日   キンモクセイ


今年の気候は何か変です。
身近の植物にもはっきり影響が出ています。

植物を見てそう思うのは今年何回目になるか・・・?

うちのアパートの金木犀がやっと満開になりました。
でも昨年より二週間も遅い・・・
地域差もあるのでしょうけれど・・・
植物の世界では 半月ずれるのは大変大きな事。

今年はなんでも紅葉が1ヶ月以上遅れるとの話もあります。
それではもう冬になってしまいますね・・・


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2007年10月31日   ホトトギス


今年もホトトギスの開花時期になりました。

この花はごちゃごちゃと密集して咲くので、被写界深度を深くして
撮ると一個の花が分かりづらい・・・
遠目で見ると紫色の茂みみたいに見えます。通常のレンズで
撮っても今ひとつなので キヨハラソフトでも撮ってみました。
ねらい目は一つだけ離れた所に咲いた個体でしょうか。

左と真ん中のホトトギスは種類が違う様です。
一見小型のランの様ですが 実際はユリ科の植物。

昼間よりも夕陽の逆光が似合う花だと私は思います。


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2008年06月19日   芋を植えてみました・・・


唐突ですが・・・

アパート1階の庭の一部の土地が空いていて、私が自由に使っています。
最近食料がかなり値上がりしたので、家でも何か自給しようと思い立ち・・・
一月半ほど前に「芋」を3つ植えました!!!

そうしましたら見事に芽が出て もの凄い勢いで伸びています。

サトイモの様な葉かと予想していたら、この芋の葉はツタ系でした。
実は何の芋を植えたのか確認していないのです(苦笑)
確か「山芋」の類だったかと思うのですけれど・・・

果たしてちゃんと喰える芋が育つでしょうか?
葉っぱは柔らかくて新鮮、なかなか美味しそうな緑色です。
しばらくの間は、芋虫が付かない様に見張りを怠らない毎日であります・・・


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2008年07月25日   想定の範囲外でした(苦笑)


6月19日にコメントした「芋」のはなし。

何の芋を植えたのか? 球根が入っていた袋のラベルが残っていました。山芋の一種で「自然薯」(じねんじょ)で、どんな芋なのかネットで調べてみると・・・

猪なんかも好んでよく掘り起こす美味しい山芋だとか。商品名として別名が有るみたいですが、私もきっと普段口にしているハズです。そしてちょっとヤバい事が判明しました。根っこが膨らんで芋になるのですが「自然薯」は垂直方向に1mも伸びるそう!

それは予想を遙かに超えるサイズでは無いですか!!
勝手にサツマイモ程度の大きさだと思いこんでおりました!!
植えた場所の土は、黒土の部分はせいぜい30センチ程度しかありません。
そのすぐ下は、瓦礫の混じった砂利状の土壌です!

目一杯伸びないかもしれない!? いやいやそれよりも・・・
アパートの庭を1mの深さで掘り起こすなんて無理でしょ!?

食用に畑で栽培する場合は、後で引き抜ける様にパイプ状の長い容器の中で栽培するそうです。そんなこと袋のラベルには書いて有りませんでした(怒)今更騒いでもどうにもならないので 知らなかった事にします・・・

その芋の葉は、一応順調に伸びている様にも見えます。
(他の植物はイマイチなのに この芋だけはまぁまぁ元気かも)
いったいどうなる事やら・・・

余談として・・・
「自然薯」の葉っぱは、秋口にその付け根に丸い実がなるとあります。
「ムカゴ」
それは、昔 知人に貰ったことのある実です。
米と一緒に炊き込んだりして食べるのです。

そちらも楽しみであります・・・


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2008年09月01日   零余子(むかご)の収穫


初夏にアパートの庭先に植えた自然薯。そのツルは隣に生えている柘植の木に覆い被さるように生い茂り、順調に生育しました。芋の収穫は秋が深まってからですが、その前にもお楽しみがあります。

零余子(むかご)の収穫

山芋などの葉の付け根に出来る、栄養素の詰まった実です。田畑で栽培して収穫されても、市場でほとんど扱っていないそうなので、知らない人が多いかも知れません。私などは・・・知人のおばさんなどに、庭で採れたからと言って少量分けてもらった事があります。主な食し方は「炊き込みご飯」

思えばこれは自分で作った農作物と言えるかも・・・
自然の恵みを有り難くちょうだい致します(嬉)

ちなみにこれは種の様にも見えます?でも、考えてみたらまだ花が咲いていませんから、種子とは違うことでしょう。イボイボの先に根の様なものもあるので試しに数粒ほど鉢に植えてみましょう。

追加情報
ネットで色々調べてみましたら、零余子はつる上に出来る芋だそうです!
芋だから植えれば芽が出て増えるわけですね。驚きです・・・


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2008年09月03日   むかごごはん


一昨日庭にて収穫した零余子(むかご)を米と一緒に炊いてみました。

むかごごはん

味はとろろ芋をピーナッツ大にしたもの。
ご飯に炊き込んでも程よい歯ごたえがあります。
そして粘りけもけっこう有りました。

うちは普段から白米:玄米を半々に、五穀米を小袋1の割合で混ぜています。そこに零余子を入れると、あとはピリ辛の白菜だけで充分ご馳走になりますね。

そんな訳で、食卓では一足早い秋を感じております。


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2009年05月19日  うちのは短形でした・・・


何が短形か?と言うと・・・
昨年春に庭に植えた自然薯(じねんじょ)がです。事の経緯をすこし・・・

植えた時に、それがどんな芋かちゃんと認識していませんでした。
そして買った時に付いていたメインのラベルが何処かに入り込んで見つからなくなってしまった。名前札の小ラベルしか無く、詳細は確認のしようが無かったのです。

後でアバウトに調べたところ「自然薯」とは山芋の一種で、長さが1〜2m程の長い芋になるとのことで焦りました。アパートの庭にある土は表層30cm位しかなく、その下は瓦礫まじりだったからです。無理して掘り起こしてぐちゃぐちゃにするのは嫌なので、そのまま放ったらかしにしました。 この欄の上の方にその経緯が書いてあります・・・

そうしたら今年も同じところから、しっかり新芽のつるが伸びて来た。
秋口に採れた零余子(むかご)もみんな無事に芽を出しました(写真 下)それらは庭の隅に、新たにツタを絡ませる場所を確保して植えることにします。

数日前、自然薯のメインのラベルが庭の道具箱の中から見つかりました(写真 上)長いタイプでは無かったのですね。今年は、秋の零余子を大漁に収穫するつもりでせっせと水をやります。そして、今度は試しに芋を掘り起こしてみようとも考えています。

果たして食べられる自然薯が家で採れるかどうか!?
楽しみが増えました(笑)


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2009年06月08日  梅雨は梅を収穫するタイミング


呼んで字のごとし「梅雨」は梅の実が熟す時期を告げています。

アパートの庭に生えている梅の木にも、今年も実がたくさん成りました。
ちょうどこの数日の間に、熟した実が落ち始めた。
そろそろ収穫した方がよさそうです。

うちの梅の木はそんなに大きく有りませんが それでも4m位はあります。
手の届く高さではありませんので、高枝切りはさみで狙います。
でも・・・
枝ごと取ろうとすると実がぽろんっと落ちてくるほど付き方がもろい。
実をつついて落とし、下で麦わら帽子で受け止める作戦を行いました。

採れた実は約30個ほど・・・
毎年実家に持って行きますが、梅酒の材料になることでしょう。

写真(上)は先日鎌倉の明月院の境内で見た梅の木
写真(中)と(下)はうちの庭の梅


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2009年06月08日  これは何の植物だろう?


アパートの庭の片隅にランの葉のような植物が生えております。

自分で植えた覚えが無いので、
鳥の糞に種でも入っていたのだろうと推測。
思えば・・・
昨年の夏にはすでに生えていた様な気がします。

その葉っぱの真ん中から1本の茎がひょろひょろと
伸び始めたのが一月程前。
恐らく花が咲くのだろうとは思っておりましたが・・・

しばらく前からネギ坊主の様な穂が膨らみはじめ、
そこにつぼみが付きました。
よく見ると、何だか人工的な配色とフォルムです。

花が咲く前にその様子を記録しました。
どんな色の花が咲くのか楽しみです・・・


Nikon D40 SIGMA 105mmMacro F2.8→16 ISO800 1/60 RAW
Nikon スピードライトSB800使用


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2009年06月11日  つぼみが開き始めました


ご覧の様な素朴な花でした。
堅そうなつぼみの萼(がく)は内側がそのまま花びらでした。
下から順に咲いていくみたいですけれど、全部が開くには
少し時間がかかりそうです。

植物の名が判明しました。
野草を売っている花屋さんに似た花があったのです。

「オーニソガム」というユリ科の植物の様です。

似た名前のオーニソガラムという近似種もありますが
そちらでは無さそう・・・
とりあえず一件落着です・・・

FUJIFILM S5Pro SIGMA105mmMacro2.8→10 ISO200 1/160
Nikon SpeedLight SB800 使用

 


2009年06月28日  コーヒーの花


いつもコーヒーの豆を買いに行く近所のお店で、コーヒーの種をもらって植えております。それは3年前のことで、ちゃんと芽が出て今は30センチくらいの木になりました。5本育っていましたけれど、そのうちの1本は枯れてしまい現在4本です。

先日・・・そのコーヒーの木に花が咲きました!

真っ白い可憐な花です。大きさは小さく、桜の花一つ分程度でしょうか。
花は3日ほどでしぼみました。育てている植物に花が咲くのはひとつの節目であります。無事に育っているものとしてうれしく思います・・・


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2009年09月07日  今秋の収穫 <零余子>


自然薯(じねんじょ:山芋の一種)をアパートの庭に植えて二年目。

今年もつるには零余子(むかご)が出来はじめました。これは地上の茎に出来る小さな種芋なのです。山芋類の植物は地面の下と上とに両方繁殖できるすべを持っているという訳。育てていて途中でそれが分かったので、今年は零余子を植えて山芋の増産計画を立てました。

しかしながら、夏の日照量が少なかったので生育は今ひとつよろしくないのです。葉は昨年に比べてひょろひょろで勢いが足りないと思われる。これでは地下の親芋を掘り起こすのも期待できません。いっそのことそのままにして、来年の種芋に回した方が良さそうです。

・・・なので、今年も零余子だけを収穫して炊き込みご飯に混ぜて頂くことにします。零余子は9月中に何度か採れることでしょう・・・

写真上は壁際に植えた自然薯の隊列
半分くらいは芋虫などにやられてしまいました(汗)それにしても・・・自然薯は未だに花が咲いた所を見た事がありませんし、蛾はどうやってこれが山芋の葉だと判別して卵を産むんでしょうか?同じツタ系植物でも朝顔の葉に間違えて虫が付くことはありませんね?謎ですね・・・


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2009年09月23日  彼岸花


今日は秋分の日であり、お彼岸ですね・・・

お彼岸は・・・
本来 極楽浄土に想いをはせる日で、浄土思想からの仏事だそうです。
それと同時にこの時期に咲く花があります。

それが「彼岸花」

地面から一本の茎が伸びてその先にもじゃもじゃした赤い花が咲きます。
一見異様な雰囲気すら感じる存在。
最近では園芸種と思われる白いタイプも見かけるようになりました。

その花言葉は「悲しい思い出」「再会」「情熱」「独立」「あきらめ」・・・
何だかもの悲しいイメージが含まれておりますね・・・
更にこの花の異名(地方によっての俗称)が凄いです。
「死人花」「地獄花」「幽霊花」「剃刀花」「狐花」「捨子花」
縁起が悪く、不吉なイメージがついてまわるのは少々可愛そうです・・・

この花は群生するので、写真に撮ると花同士がくっついて見え、
赤い塊になって写ってしまいます。
色飽和もしやすくべったりと締まりがありません。

なかなか手強い被写体です・・・


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2009年09月27日  オナモミの実が採れそう・・・


今年の春に長津川緑地で拾ったオナモミの実(上)
いわゆる「ひっつき虫」です。

オナモミは、昔よりいつの間にか服に付いているものなので、どんな植物なのか?その正体は実際に確認した事がありません。ネットで調べてみればすぐに出て来ますが、実際に自分の目で見てみたい。知識だけのものと実体験のソレは 全くイコールのものでは無いので・・・


→NPO欄 2009.4/12 自然観察レポート5 <長津川緑地 2>


NPO欄のコメントへ飛ぶ




そのオナモミも、ご覧の様に立派に育ちました(中)
かなり水を必要とする草みたいで、すぐに土が乾きます。元々湿原に近いところで実を拾ったので、なんか納得するものがありました。
そして・・・ここ一週間ほどのあいだに、茎と葉の付け根からつぼみ?かと思えるものがふくらみ始めたあ(下)花が咲くのかな?それからここに実がなるんでしょうか?何だかすでにオナモミっぽい雰囲気がありますが、花が咲く前に実がなることはあり得るのか・・・

綺麗な実がたくさん出来たら面白いので、隣の空き地に撒いて増やしてやろうかなと目論んでいます(笑)




2009年09月30日  実の成り方が判明・・・





3日前の27日に、春先に拾ってきて鉢植えにしたオナモミの実がなりそうだとコメントしました。今日見てみると、もうその兆候が見え始めました。

花が咲くのか?と思っていたら、この松ぼっくりみたいなのがもう花のつぼみなのですね!?気がつきませんでしたけれど、その表面をアップでみると珊瑚の触手のような小さな雄しべみたいなのが所々に出ていました。そして、一部の塊はトゲトゲが伸びて「ひっつき虫」の方にに成ろうとしています。

野原の中で、オナモミはこんな形で自生しているのですね・・・

小学生の時にズボンに付けてきて その存在に気がついて以来、かなりの時間がたちましたが、今やっとその正体が分かりました!実が完全体になった所で、ばっちり記念写真を撮りたいと思います。ネット上の植物図鑑で探してもあんまり良い写真が無いので・・・

左の写真、左端の方にハナグモの一種がいます。花に近寄ってきた小さな虫を狙っているのでしょう・・・

Nikon D40 ISO400 画質モード「鮮やかに」RAW
      SIGMA 105Macro F2.8→6.3 1/10sec -0.7EV


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2009年10月09日  立派なオナモミの実がなりました・・・


ついに立派な実に成長しました。セーターなどに張り付くトゲトゲの突起もご覧の通りです。後でクローズアップした写真も撮ろうかと思います。

このトゲトゲがマジックテープのヒントになったのは有名な話です。末は アメリカNASAが開発した宇宙服にも採用されて、船内で体を固定したりするのにも使われる様になった・・・自然から学ぶインスピレーションは素晴らしいものがありますね。

拾って来た「たった1個の種」でずいぶん楽しむことが出来ました・・・

ちなみに私が拾ってきたこの種は、外来種である「オオオナモミ」であるようです。それ以前から日本に広く分布していた「オナモミ」はトゲトゲが少なく、見かける事もありません。すでに絶滅危惧種に近い存在みたいですね・・・


Nikon D700 ISO800〜1000 絞り優先モード JPEG
SIGMA 150mmMacro F2.8→F10


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2009年10月11日  オナモミの実のマクロ撮影


先日 予告した通り オナモミの実のクローズアップを狙ってみました。撮影は10円玉を画面いっぱいに写すことが出来るベローズを使用。久しぶりに使ってみましたが、今回はなかなか手強い被写体でした・・・

通常は卓上にて完全静止した物撮りばかり。それが今度は植物ですけれど、こいつは微風でも揺らぐほど不安定な被写体。ファインダーの中で、オナモミの実一つ分の幅で左右にゆらゆらと行ったり来たり。余程速いシャッタースピードで切らないと画面の中央に収まりません。でもシャッター速度を上げるとアイリスを開けなければならず、すると被写界深度が浅くなってとげとげにピントが合わない。っで、ISO感度を上げたくなりますが、使用したFUJIFILM S5Proはそれ程高感度が強いとは言えないのでISO800が上限ですね・・・

結局揺れているものを撮るのに、何十枚も撮ってその中から良い一枚をセレクト。ところが、画像処理している最中に気がつきました。実をひとつもいで、机の上に置いて撮ればいいんじゃん!わざわざ何を面倒臭いことをしているのでしょうかね(苦笑)

まぁ、卓上で撮れないケースの練習をしたと思えばいいのかな?と考えつつ、画像をアップします・・・

FUJIFILM Finepix S5Pro ISO800 1/160 ミラーアップ+セルフタイマー
Nikon Bellows PB-4 + SIGMA105mmMacro F2.8→16

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2009年10月29日  エンゼルトランペット


最近割と見かけるようになった大柄の花があります。枝に出来た大きながくから垂れ下がるようにラッパ型の花が咲いている。不自然なまでに大きな花ビラはもの凄く目立ちます。ピンクや黄色・白などのバリエーションがあってほんのり甘い香りもします。

エンゼルトランペット

茄子科の植物だそうですが、これは草では無くて木なのだとか。別名「木立朝鮮朝顔」とも言うのでそちらの国の花かと思ったら、インドや中南米産が多いとのこと。素性がよくわからない存在です。

驚くのは、その花が咲いている期間がとても長いのです。うちの近所に咲いているやつも最初に見かけたのは8月末だったと記憶している・・・一つが枯れても次から次へとつぼみが出来て連続開花。結局二ヶ月間もの間、ずっと目にしておりますね。生命力がもの凄く強そうでちょっと可憐さには欠けます。

「夏のひまわり、秋のエンゼルトランペット」という感じで、私の季節のイメージの中に定着しつつある花であります・・・


FUJIFILM Finepix F31fd 接写 クロームカラーモード

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2010年02月08日  すずらんの鉢


ホームセンターに立ち寄った時に、園芸コーナーにてすずらんの鉢を見かけました。もうつぼみが付いています。毎年近所で咲いているところを見ていますが それは桜の後のはずでは?つぼみのままあと二ヶ月近く変化しないとは思えないのですけど・・・

興味が出たので買ってきました。

やはりつぼみがついていると言うことは温室育ちの個体なのか?そのまま庭に植えたら恐らく枯れてしまうのではないか?そんな心配があって今のところ部屋の中。買うときに店員さんにちょっと聞けば良かったなー。

これはエビネと一緒で、条件が良ければどんどん増えます。暖かくなってきたら庭のどの辺りで増やそうかと思案中です・・・

追 記 

ちょっと調べてみましたら、3月から4月いっぱいにかけてが開花時期みたい。意外と寒い時期に咲く花でした。それでもこの個体は生育がやや早めなのではないでしょうか。庭への植え替えについては更に思案中・・・

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2010年02月14日  すずらんの開花


先週の8日にホームセンターで買ってきたすずらんのつぼみが開きました。これはグッドタイミング!ちょうどレタリング(文字)の周りに蔦(ツタ)を絡ませるデザインをやっている所だったので、これを参考にすることにしました。

こういうのは壁紙などのパターンを作るときによくやる手。既製品では、イギリスのウィリアム・モリス氏の図案が有名(過去にも一度コメントしました)同様のものが浴室や洗面所の壁紙に多く その名を知らなくても、誰しも見たことがあるはずでしょう。半日ほど作業して蔦のデザインと文字を組み合わせたレイアウトが出来ました。こういう利用価値があるので「植物の写真」は日ごろもっとたくさん撮っておいた方がよさそうです。なにしろオリジナルのものを作らなければならないので…

そういえば、3月になってから咲くと思われていたすずらんですけれど、2月中旬でもう咲いてしまった。部屋の中に入れたままだったからですね。これも怪我の功名という奴かな…



2月18日 追記





小さな可憐な白い花が鈴なりに。現在最大限に花びらが広がっています。
普段見えない角度から撮ってみました。

そして…ラン科の花だけあって、部屋の中はその香りでいっぱい。昔 小学館の小学二年生あたりの付録で、こすると鈴蘭の香りがするカードがついていましたっけ。香りから思い出す記憶もありますね…

Nikon D700 SIGMA105mmMacro F2.8→6.3 1/250 ISO1600






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2010年04月02日  ウラシマソウの復活


昨年のこと、近所の谷津田の斜面で雑木林の伐採がありました。多くの植物が切られてしまいましたが、そこに植わっていた「ウラシマ草」を数株持って帰りました・・・

ウラシマ草は、花弁が食虫植物のうつぼかづらの様な形をして少し気味が悪い感じ。茎の模様が蛇の模様に似ていることから「まむし草」とも呼ばれます。実際には多くの亜種があってそれぞれ特徴が違うのですが、見た印象が似ています。

ウラシマ草はサトイモ科テンナンショウ属の植物。毒があるが根の一部は漢方薬の材料にもなるそう。花弁の様に見える部分は「仏炎苞」と呼ばれるもので、有名なミズバショウの花と同じようなもんでしょう。観賞用に園芸ショップで売られているもので「雪餅草」というのがありますが、5年くらい前に買ってきて一度庭に植えたことがあります。土が合わず?たったの一週間で枯れて消えてしまいました(写真 上)

っで・・・昨年 持って帰ったウラシマ草ですけれど、アパートの庭に植えたところ、やはり一週間で枯れてしまいまいた。直射日光が長時間当たらない日陰よりの場所をちゃんと選んだのに何故駄目だったのか?やはり土が合わなかったのかな。失敗は繰り返された・・・それが、昨日庭を見たときに・・・何と昨年植えた場所に新しい葉が出ているではありませんか!(写真 下)しっかり根付いて復活成長しておりました。もともとサトイモ科の多年草なので、根が生きていればそこから芽が出るわけです。なんかうれしい。

新しい場所の環境に順応してしっかり育てば、夏頃にはあの毒々しい花が見られると思います。とても楽しみです。




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2010年04月12日  コケの管理の難しさ


久しぶりにコケの話を・・・

もう10年以上管理維持しているコケ玉があります。私がコケの栽培に強い関心を持ちはじめたのは、オオクワガタの繁殖を始めた時期よりずっと昔です。理由は自分でもよく分かりませんがとても魅力を感じます。特に観察対象にしているのは、コウヤノマンネンゴケの類。そのコケの管理はとても難しく、一般の観葉植物の知識はほとんど役にたちません。

それでも今までそこそこうまく維持できていたのですが・・・この1年ほどの間に、その大事なコケ玉のいくつかがすっかり衰えてしまいました。特に岩に活着させた大玉が瀕死の状態に・・・何故だかは理由がさっぱり分からない・・・

ところが、今日思い切って枯れた部分をトリミングする作業をしていた時に、原因?が判明しました。コケ玉を入れていた水槽内にワラジムシが何匹もいるのを発見!ワラジムシはダンゴムシの近似種で丸まらない奴ですね。虫好きの私でも、あまり気持ちの良い存在に感じません。そしてそいつらは、出たばかりのコケの柔らかい芽の部分をかじり取ってしまう可能性が高いと思われる。まったくいつの間に進入したのでしょう。以前、陽に当てるために表に出していた時に入ったのかな・・・

本来なら今頃は、綺麗で若々しい緑色に覆われているはずの岩が、これだけ貧相な状態になるまで気がつかなかった。全く油断してました。「風の谷のナウシカ」ではオームが森を守っている設定でしたが、そのモデルのはずのダンゴムシやワラジムシは、自分たちの住み家を荒らしてしまうのか!?現実はシビアでありますね・・・

写真 上は3年前の状態 下は今日撮った とほほな状態の一つ




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2010年04月19日  極彩色の花桃


桃の花はひな祭りの頃に咲くものが一般的ですが、花を観賞するために品種改良された園芸種に「花桃」という木があります。桜より遅い開花です。ピンク色の濃さが尋常でなく、まるで造ったようなわざとらしい極彩色ですね。私は最初造花かと感じました。

花を近くで見ると、普通の桃の花と違って花びらは縮れて細長く八重咲きの花でした。印象としてはマンサクの雰囲気がします。

この花のことをネットで調べてみようとぐぐってみましたら、ごっつーエグい色味のピンク色がたくさん出て来ました。鮮やかすぎて私はあんまり好きではないなぁ・・・少し離れて眺めるのがよろしいかと思います。




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2010年04月24日  コウヤノマンネンゴケ


この所細かいものをちょこちょこ買っていますが、通販も時折利用しています。しかも今までではあまり考えられなかったものが購入対象になってきました。それは「植物」・・・

先週、長年維持管理しているコケ玉が虫にやられて半枯れ状態になってしまった事を書きましたが、ネットで調べてみた所、コウヤノマンネンゴケの入荷をしている花屋さんを見つけました。ほんの5年位前では 通販で扱っていなかったと思いますので少し驚き・・・でもこういうレアなものまで手に入る時代になったのですね。

コウヤノマンネンゴケは、針葉樹林の落ち葉が堆積した腐葉土の上に生えるコケです。かなりサイズが大きくなります。コケというより小さな杉の芽のようなイメージがありますね。基本的に日陰の植物なのですけれど、若干薄日が射す程度の明るさは必要。そして、少し湿度があってそよ風がある程度の環境が望ましい。このコケは地下茎を伸ばして四方八方に増えて行きます。特徴敵なのはその地下茎が完全に土の中にあるよりは、落ち葉の層の上の方に根ざしている方が好ましい。つまり根にも空気若干が触れている状態が良いと思われます。以前、山を歩いた時に生えている環境調査をしっかりして来ました。その上でそういう環境を人工的に造ってやるのは簡単ではありません。そこに固有のコケを管理維持する苦労があります。定期的に霧吹きで湿度を保ってやることが肝要ですね・・・

コケの魅力は、小さな限られた空間の命を一生懸命守ってやることです。それを「何故?」と問われると簡単には返答できませんが・・・例えるならば、サン=テグジュベリ氏の「小さな星の王子さま」の世界でありましょうや。1本の草に一生懸命水をやって愛でる行為には何かあるのでは無いかと自問自答しています。

この小さな世界は、私が感心を失ってしまえば やがて死で覆われることでしょう。綺麗で健康的な緑を見たいと私が想い続けるならば、それはそこに在り続けるかと思います・・・




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2010年04月25日  オダマキの花


アパートの駐車場の脇に、毎年生える雑草があります。同じ所から生える所を見ると、多年草かと思われる。ちょうど今の時期に花が咲きますので、引っこ抜かずに毎年見ています。生えて居るところがコンクリートの隙間からなので「根性大根」に匹敵する存在。今日は日差しがあって特に花が映えました。良い感じです

一見したところ、フクシアという洋花にちょっと似ていますね。花の付き方が特に。でも、この花は身近の空き地などでも見かけますから 恐らく国内種?それとも種が拡散した何らかの園芸種?一体何の花なのでしょう?

そうこうしているうちに、mixiのブログでこの花の情報を頂きました。それによると、どうやらオダマキの一種らしい。高山地帯に生息している野生種と、品種改良した園芸種に分かれて様々な種類があるようです。ネット上で調べたところ、この駐車場に生えたものは園芸種みたいだと分かりました・・・




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2010年04月27日  サンシャイン牧場よりリアルな種を・・・


mixiというSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)には、最近 簡単に遊ぶことの出来るゲームのアプリが増えてきました。ブログの合間にちょこっと時間つぶしをする程度の簡単な遊びです。その中に「サンシャイン牧場」という育成シミュレーションゲームがあります。種を植えて育ってきた所で収穫するとポイントが上がります。最初の頃は一生懸命水をやって世話をしていました・・・が、実は最近あまり積極的にやっていません。なんかもう飽きてきた・・・作り手の思惑が見えてしまって面白さがかなり減退してしまいました。バーチャルな植物の種は植えれば必ず生えてクローンが増えます。当たり前過ぎて予想外のアクシデントは皆無ですね。当然の結果しか無い・・・

私としてはやはりリアルなプランツ栽培の方が刺激があって楽しいです。昨年秋に庭で収穫したいろいろな種がそろそろ植えても良い時期に。手始めにホトトギスの種を庭の一角に蒔きました。うっかりしていたのは、稲は泥に蒔いておかなければならなかったのを怠って時期が過ぎてしまいましたね・・・

写真に写っているのは「じゅず」「ススキ」「ホトトギス」「稲」「正体不明の種」・・・それ以外にも、ムカゴやオナモミ、ザクロなどがあります。それらは今、庭に適当に植えると、地虫にやられてしまう可能性も高いので、一旦プランターに蒔いて、芽がちゃんと出てから移植した方がいいかも知れません。

連休中にやろうと思います・・・


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2010年05月02日  ホオズキは地下茎で増える


昨日は、この春先放置していたせいで草ボウボウになった花壇の草刈りを少々。ほんの2~3週間ほどで雑草がこんなに生えるとは!天候があまり良くなかったのですが、それでも一旦生えると伸びるのは速い。油断しているとあっという間に混沌とした状態になってしまいます(汗)雑草を排除すると、そこには過去に意図して植えた園芸植物の芽などが出て来ています。ちょうど良いタイミング・・・

庭には、毎年 綺麗なホオズキの実がたくさん成ります。元々それは、縁日で買ってきた一鉢から分かれて増えたもの。最初は植えた場所 半径50センチほどの範囲で見られていたので、落ちた実から芽が出たのだろうと思っていました。ところがこの二年ほどの間に距離が伸びて3m位先にぽつぽつ生え始めた。

恐らく、鳥がほおずきをつついて、その種が落ちたからだろうと思っていました。でも、昨日一部の芽を掘り起こしてみたところ、こんなに長~い地下茎でつながっていました(写真 中)なるほど、こういう植物だったのか!すると、目の前にたくさんはえている株は、全部繋がっている可能性もあるわけだ。

あまり範囲が広がりすぎるとちょっと邪魔になるので、この夏はホオズキエリアを限定して管理したいと思います。この若葉には特定種のカメムシがたくさん付きます。ちゃんと世話しないと、葉が穴だらけになって見苦しくなってしまうし気持ち悪い。秋口に綺麗なホオズキの実を拝みたいですね・・・

写真 上は夏頃の様子、下は晩秋に地面に落ちた実


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2010年05月22日  実家の畑で農作業


嫁さんの実家には畑がありまして、毎年そこで採れた野菜をお裾分けしてもらっています。その有り難さは小さなものではありません。嫁さんから聞くところによれば、畑は嫁さんのお母さんが独りで世話しているとのこと。うちでは何時もその成果を貰ってばかりなので恐縮でありました。それが理由の全てではありませんが、私はNPO活動で農業に関心が高まったこともあり、まずはお手伝いからやってみたくなりました。日頃の忙しさの中で、どのくらい出来るのかはやってみなければ分からない。でも、とにかく始めないと何も変わらないので、今日から始めました。


本日は、落花生(ピーナッツ)の種を植えました

1.まず 苗床を作る為に、鍬で畑に溝を掘ります。
2.溝に肥料を蒔きます。
3.落花生は土中に豆が出来ますが、それを喰う地虫を遠ざけるために
  オルトラン(殺虫剤)を追加散布します。
4.落花生の種を二粒ずつ、数十センチ感覚で蒔きます。
5.軽く土を被せる。
6.ネットを被せます。


私は落花生が地上の茎の何処かに成るものと勘違いしていました(苦笑)実際は土中に出来るとのことで、地虫対策は必須のようです。オルトラン(殺虫剤)を使用しないと虫だらけになるとのこと。土中だと虫が湧いても気がつかないでしょうね。そして、大事なのが、落花生の芽が出たころには、カラスや鳩などが若芽をついばんでしまうので、それを防ぐためのネットが必要なのですね。そういうことは、やはり経験が無いと分からないことです。今日は色々農業のコツを勉強させてもらいました。いずれはもっと積極的に畑作業をやれれば言うことありません。

落花生は約10日ほどで芽が出るそうです。その頃にまた畑を訪れて発芽の様子を観察したいと思います。これから雑草もたくさん生えてくるのでその対処をしないといけません。写真の猫は実家の飼い猫のジョン。下の写真は落花生の発芽の様子(以前撮ったもの)




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2010年06月07日  落花生の芽


5月22日に、嫁さんの実家(農家では無いが畑がある)にて、落花生の種を植えるのを手伝った件。

約10日ほどで芽が出たそうです。ちょうど二週間ほどしたところで一度様子を見に行くつもりだったので、行って来ました。もうだいぶ苗が伸びていて、カラス避けのシートはとっくに取り払われていました。これからは定期的に様子を見に行って、雑草取りなどをやろうと思います。

ちょうど見に行った時刻は夕方前とはいえ、まだ日差しが強い時間。ここしばらくお湿りが無かったので、土はカラカラに乾いていた。嫁さんのお母さんに「水撒きをした方が良いのですか?」と尋ねると、「やるならば朝か夕方のどちらかに・・・」という答えでした。熱い日照りの最中に水をあげても直ぐに蒸発してしまうし、かえって植物にとってよろしくないらしい・・・昼に水をまかない方が良いというのは、近所の園芸好きなおじさんからも聞いた覚えがある。そういうのは、長年の体験から来るうんちくですよね。理論よりも大事だったりしますので、貴重なアドバイスです。私は鉢植えの植物などには、自分の時間の都合で水をやっているので、けっこういい加減にやってますね(汗)


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2010年06月25日  白いネジバナ


ネジバナはちょうど今の時期、梅雨の最中に花を咲かせる野草です。モジズリ・小町欄とも言う。私もブログを始めてから毎年観察しています。この植物の葉っぱは、普段こじんまりと生えていて、そこいらの雑草と区別がつかないでしょう。それが梅雨に入ると、一本の茎が凄い速さでひょろひょろと伸びてきて、そこに小さなつぼみを付けます。そして花が咲き始めるとあら不思議!どんどんねじれて螺旋状の面白い花になります。

特別な花ではないので、家の身近で探しても所々で見かけます。ただ、咲いている期間が限定的なので気がつかない人も多いかも知れません。

4年前に近所で「白いネジバナ」を見かけた事があります。それは野生種では見かけないので、人が作り出した園芸種なのかと思います。その後、園芸ショップで探した所、やっと昨年一株だけ売っているのを見つけました。鉢に植えて約1年間世話をしていたのですが、ずっと雑草を育てていた様な気分でした。成長がやや悪く少しひょろひょろしています。

現在 茎が伸びて約一週間たち、やっと花が咲き始めた。この花は、短い時間一生懸命咲いて、種を作るとあっという間に萎れてしまう。そしてまた雑草に紛れて1年を過ごす多年草。他者におのれの存在を示すのはほんのわずかなひとときなのですね・・・そういう可憐さがとても気になります・・・

白いネジバナを植えた鉢には、近所で取ってきた野生種のピンク色の株も植えてあります。紅白のネジバナの競演が見物です。写真3枚目は最近野外で見かけた野生種(コンデジにて撮影)




FUJIFILM S5Pro ISO320 絞り優先モード
SIGMA 150mmMacro F2.8→9  三脚使用




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2010年07月12日  擬宝珠 <ギボウシ>


写真(1〜2番目)は ブログを始めたばかりの2006年5月頃。仙台にある山寺の立石寺境内。そこで所々に直径が50センチを超える見事な放射状の葉っぱを見かけました。ずっと気になっていたのですがその正体が分からずじまい。それが最近近所の至る所で見かける様になってきたし、園芸ショップにも出回っているので驚きました。一株買って来ました(写真 3番目)

植物の正体は擬宝珠(ギボウシ)

橋の欄干にある「タマネギの様な形をした装飾物」が擬宝珠。この植物の花のつぼみが同じ様な形をしているので、そこから名をもらったそう。紫色の綺麗な花が咲くそうです。短くギボシとも言うらしい。日本に元からあった植物だそうですが、ガーデニングが盛んなイギリスに渡り品種改良された園芸種(ホスタ)が最近逆輸入されているとか。さすれば、買って来たのも園芸種なのか?店員さんの話によると、あんまり大きなサイズには達しない品種なのだそうです。

しばらくは鉢植えのまま育てて、多少大きくなったら庭の何処かに移そうと思います。




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2010年07月29日  烏柄杓 <カラスビシャク>


家から鉄道の駅に向かう途中、線路際の土手に珍しい植物を見つけました。

それはもう半月ほど前のことです(写真 上)これは、私が以前より栽培にチャレンジしたことのあるウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)の近似種に間違いない?葉っぱの形や鎌首をもたげた形の穂は特徴が一致します。この草はかなり昔に、山野草の草盆栽に生えていたのを見た記憶もある。確定ではありませんが、これはサトイモ科ハンゲ属の烏柄杓(カラスビシャク)ではないだろうか。何でこんな所に生えているのか?と言うと・・・恐らく鳥の糞に種が紛れていてここで芽を出したのでしょう。関心がありましたが、そこは柵の向こうの線路際で入れない(汗)

ところが、今日外出した際に、線路際の雑草を定期的に伐採する作業員が来ていました。土手の草はすでに最盛期を過ぎて枯れかけている。でもこれはチャンスと思い「作業大変ですね」と声をかけました。「ちょっとそこにある草が欲しいのですけど・・・」と相談すると、快く採らせてくれました。土手は比較的柔らかい土で、ちょっと掘り起こすと 根っことその先に小さな球根があった。やった!これさえ手に入れば・・・さっそくアパートの庭の日当たり環境の近い場所に植えました。

上手く芽が出て復活するとうれしいのですが、それは来年の事でしょう・・・




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2010年08月02日  烏柄杓の仏炎苞


数日前に近所で採取してきた烏柄杓(カラスビシャク)
・・・花にあたる部分を仏炎苞(ぶつえんほう)と言います。
それは、世間で有名なミズバショウやザゼンソウの穂と同じもの。
その中に種にあたる実ができます。肉穂花序と言うらしい。

採取してきた茎に元気を取り戻した個体がありました。
丸く被さった葉が少し開いて肉穂花序が顔を出しました。
これも植えるとしっかり芽が出るのか確認したいですね・・・

烏柄杓の球根は漢方薬の半夏(はんげ)というものらしい。
それも今回調べてみて分かった事でした。
珍しい植物だと書きましたが、けっこう認知度の高い薬草だったのですね・・・




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2010年08月21日  こぶしの実


これは何か?と言いますと、辛夷(こぶし)の木の実です。

辛夷はモクレン科の木なので、大木になってもその幹に似つかわしくない大きな花が咲く。そこまでは知っていましたが、その実はとても不思議な形でした。モコモコした繭が繋がったような奇妙なかたち。一房取ってきていたのは最初緑色だった。それが見る間に茶色に変色して、亀裂が入ると中から種が出て来ました。まるでビスタチオの様な感じ。でもちょっとグロテスクでもあるかな?

これ・・・植えたら芽が出るかしらん?




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2010年10月01日  彼岸花


もう10月になりました。 今満開の花があります。

彼岸花

先週 近くの谷津田に行った時に撮ったもの。
ビデオ撮影が主だったので、コンデジでおさえた程度のものですが。
ピントも満足に合ってなかったりしますけれど(汗)

この被写体はとても個性が強くて、フレームに収めるのが難しい。
本来ならちゃんと一眼レフで時間をかけて撮りたいものです。

今年は酷暑の影響があって、彼岸花は開花時期が一週間遅れました。
そしてまた、若干力強さが弱く、全体的に貧相な印象すらあります。

来年また同じ場所で 赤い絨毯に期待したいと思いました・・・




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2010年12月18日  厄除けと根性


師走の慌ただしい頃合いですが、クリスマス・年越し前の縁起を担ぐ意味も兼ねて、身近のスナップを二枚。

左は正月の飾りにも使われる南天。千両や万両と同じような真っ赤な実を付けた目立つ植物です。実家の茶庭に植えてあるもの。右はカタバミの三つ葉なのですが、生えている所が普通でない。コンクリートからダイレクトに育っている。ひび割れた隙間などからはよく見かける事がありますが、こいつはその上を行っていますね。

南天は「難転」と読んで「難を転じる」という古来よりの厄除けの語呂合わせ。
このカタバミは「根性」の一言が相応しい。

両方合わせて、元気の素になぞらえたいと思います・・・




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2010年12月25日  畑の落花生は無事収穫されました


夏以降、子供の件でホントに慌ただしくしていましたので、色々なやりかけの事が中途半端になってしまいました。先日 嫁さんの実家から届いたもの。それは6月に、畑を耕して自分で苗を植えるところまでしていた落花生。その後の世話管理は?・・・

・・・結局 私は畑を放ったらかしにして、8月以降は水やりにも行っていなかったのでした。その後は嫁さんのお母さんが一人でせっせと世話をして、立派に育て上げ、秋以降にしっかり収穫作業まで行ったそうです。手伝うと口では言っておきながら、私はすっかり蚊帳の外に。豆がなっている頃には一度も畑に入っていませんね(大汗)

収穫された落花生は、その後乾燥させて火を通し、市販されているものと同じ様な姿となって、我が家にもお裾分けをして頂きました。ほんとに恐縮してしまうばかり・・・農業も、一日たりとも手が離せない「何かを育てる」事に変わりなく、生半可な関わり合いで投げ出していた私には何も言うことはありません・・・落花生、美味しく頂戴いたしました。

写真 上 生い茂った落花生の木(8月10日撮影)下 収穫の成果




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2011年02月16日  ヒラタケ


冬場になると、私も好きな昆虫の話題から自然と遠ざかります。実はその間にもオオクワガタの菌糸瓶などは最低限の維持管理作業があるのですが、地味なので触れることも無かった。

そういえば、菌糸瓶とは何か?・・・

この商品があるからこそ、一般のど素人でも、クワガタムシのブリーディングが出来るようになったのです。最初に商品化した人は偉大ですね。具体的に説明すると、クワガタムシの幼虫は、朽ち木の中でその腐朽した木材の繊維を食べて大きくなる。その生態を長年研究した人が、そこにきのこ菌が繁殖していることに気づいた。そこでオガクズにきのこの白色腐朽菌を接種して、人工的に白腐れ状態を作ったとのこと。それが菌糸瓶という商品。安く市場に出回る様になったのが、1999年頃のオオクワガタのブームからだと記憶しています。その頃は1本が数千円しました。その直後に外国産カブトムシ・クワガタムシの生体の輸入が解禁になり、菌糸瓶の価格もこなれてきて今や千円以下に・・・

この菌糸瓶のキノコ菌は「オオヒラタケ」「ヒラタケ」「カワラタケ」などの菌糸だと言われています。菌は生きているので、菌糸瓶の扱いは環境を選ぶ。流通量の多いヒラタケ系の場合は、室温19~25度くらいの室温で管理すべしと、クワガタ飼育の教本に書いてある。それ以上だと菌糸が劣化するし、以下だとキノコになってしまう!?

この2月は関東でも雪が降ったりして気温の低い日が多かった。うちでは菌糸瓶は事務所のある棚の中に並べて置いてあるのですが、この一週間ほどの間 ちょっと目を離していたら凄い事になっていました。ご覧のように、立派なキノコが生えていた!こりゃやばいな。キノコになってしまうと、菌糸瓶の中の栄養分が使われて劣化してしまう。オオクワガタの幼虫の成長に影響が出ます。近日中に全取っ替えだ。

せっかく生えたヒラタケのキノコ。美味しそう?ですが、これは食べられる種類のはずです。でも、下の瓶で幼虫が舐めていたものなので何か嫌だ。今までも一度も菌糸瓶からのキノコは食べたことがありません。大きな天変地異でもあれば非常食になるのかも知れませんが(苦笑)




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2011年03月28日  シキミの花


アパートの庭に植わっている八角に花が咲きました。
この植物の花は私は見るのは初めて。別名 トウシキミ。

八角は・・・その実を乾燥させたものが中華料理の材料として
店頭で売っています。スターアニスという奴がそう。
これからどんな実が出来るのかちょっと注目したいですね・・・

29日15:30 追記

知り合いの方からご指摘を頂戴しましたので、
この植物について調べ直してみました。するとどうやら八角
(トウシキミ)では無くシキミである可能性が濃厚であります。

シキミは毒性が強い植物なので、庭に猫の小太郎が出た時にかじったら大変!
さっそく根っこごと抜いて処分しました。
ブログに情報を上げたことで詳細が判明して良かったと思います・・・

やれやれ・・・


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2011年04月3日  白いモクレン


今年は桜よりも前にモクレンの花が栄えました。

特に晴天の青空をバックにした白いモクレンは最高!

これ以上になく明るく輝いて見えます。

iPhoneで撮ってもなかなかのコントラスト。

とても気持ちが良いです・・・





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2011年04月5日  今年もウラシマソウが生えました


春先に私が楽しみにしているのは、庭に植えてある多年草の植物が芽吹くこと。中でもいくつかの山野草の類は、平地に根付くかどうか難しい一面もあるので、毎年注目しています。

ウラシマソウもそのうちの一つ。重要な日当たりの具合は場所を選んで植えました。でも、土の成分や湿度などは問題で、なかなか難しい移植条件となっています。それでも二年続けてしっかり芽が出ました。これには感動を覚えます。

もっともこの後が問題で・・・アパートの坪庭には、異常なほどダンゴムシ・ワラジムシが多く湧くのだ。それが柔らかい若芽を穴だらけにしてしまう!?それで、昨年もせっかく生えたウラシマソウが初夏まで持たなかったのです。今年はその辺りの対策をしようと思うところ・・・




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2011年04月7日  近所のさくら


東京ではもう桜が満開なのですね。
気がついたらすでに4月も七日目になっています。
例年でしたら私も桜を見に出かけている所ですが
今年は今の所その予定を立てていません。

家の近所の公園の桜も見頃になっておりました。
せっかくなのでレンズを向けてスナップを・・・

夕刻の逆光気味の桜は、いつもと少し違った表情でした・・・




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2011年04月7日  桜桃(ゆすらうめ)


一昨年に実家から一本の小さな苗木をもらい、庭に植えていました。

名は桜桃・・・そのまま読めば「おうとう」ですが、「ゆすらうめ」と
一般には呼ばれているらしい。
桜梅という当て字もあるみたいで紛らわしいネーミングです。
元々が中国原産で、江戸時代より日本に根付いた小型の落葉低木。
6月頃に小さくて真っ赤なサクランボが成ります。

そのゆすらうめが桜の時期に合わせて満開となりました。
やや線の細い可憐な花びらに春の柔らかさを感じます。

私は、花に関してはこのぐらいのお淑やかな感じが好きです(笑)




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2011年04月15日  黄花モクレン


黄色いモクレンがあります。

園芸種でエリザベスと言われる品種。

アパートの庭に植わっている奴が先日咲きました。

白や紫の品種と少々印象が違いますね。

綺麗に咲いている期間は短いので近くで咲いていたらお見逃し無く・・・




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2011年05月4日  公園の花たち


連休中の家族サービスということで、今日は船橋アンデルセン公園に出没。
娘のことちゃんはまだ小さい・・・ストレスを与える様な遠出はできませんので。

本日の空模様はやや霞んでどんよりしていましたが、紫外線は強く
時折初夏の日差しにもなりました。アンデルセン公園は、八重桜も終わりに
かかり、今は藤とポピー、それにパンジーなどが満開です。

そしてミツバチがたくさん飛び回って一生懸命働いていました。
今日は一眼レフデジカメに35mm単焦点レンズを一本つけて行きましたので
これでも目一杯花に寄って撮っています。蜂をアップで撮るには
やはりクローズアップレンズが必要ですね・・・




FUJIFILM FinePix S5Pro Nikkor 35mmF2 プログラムオート


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2011年05月18日  オナモミの実を植える


今年の春は震災の影響があって、色々なことをおざなりにしてしまいました。
本来なら4月頃になると、庭には多くの植物の種などを植えて、
夏から秋にかけての植物の生育を観察するのが習慣になっています。
その種子は、前年の秋に収穫したもの。

「稲」「自然薯の零余子」や「数珠の実」、それに「オナモミの実」も、
年々採れる量が増えて来ました。少々タイミングが遅くなってしまいましたが、
オナモミの実を庭の数カ所に植えました。この植物は雑草であり、
綺麗な花が咲くわけではありません。
でも愛着を感じる植物なので、毎年その実を拝みたいと思っています。

オナモミの実のとげは、服にくっつきやすいので「引っ付き虫」なんて
言われ方もしています。
マジックテープ開発のヒントになった存在であります。

多年草であるホトトギス(2枚目)やほおずき(3枚目)は、
同じ場所で再生して、その葉がどんどん伸びてきました。こちらは順調な様です。




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2011年05月22日  ヒルザキツキミソウ


本来の月見草は、日暮れ頃 花弁が開いて翌朝には萎んでしまうという、夜間に咲く花だという。それはなかなかお目にかかれない可憐な存在です。

一方で、昼間見られる俗に月見草と呼ばれるものは、ヒルザキツキミソウです。こちらは、今の時期に私の身近でもかなりよく目にする事ができます。ピンク色の鮮やかな花が群生している風景は、なかなか風情があって良いです。

その細い線の印象とは裏腹に、とても生命力が強くてどんどん増える。近所の線路際の土手なども、いつの間にかヒルザキツキミソウに占拠されて、綺麗な色彩に埋め尽くされております。意外と葉っぱが目立たないので、その花びらだけが印象に残る。目立ちたがり屋な奴らだなと感じてしまいますね・・・

写真を撮ったこの場所では、そろそろ開花の時期が終わろうとしていました。写真としては今一つな写りです・・・




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2011年6月9日  名を知らない赤い花


最近は身近の灌木に、外来産の見知らぬ植物が増殖中です。

ごらんのこの赤い花が咲いている木もその一つ。

恐らく日本のものでは無いと思うのですが・・・

とても目立つ花なので、その正体が知りたいです。

いったい何という花なのでしょう?




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2011年6月10日  ザクロの花


庭のザクロの木に花が咲きました。

このザクロは、私が小学生の時に住んでた世田谷区のマンションの敷地内にあった木から、種を取ってきて育てている個体です。その後、そのマンションは取り壊されてしまい、そのザクロの木も無くなってしまいました(取り壊されるのを知って種を取りに行ったのが正しい順番)だから、私が採って来た種から生えたこのザクロは、親の木の忘れ形見的な存在です。

私は木にも愛情と愛着をしっかり感じて接しております。だから、私の幼少時代を知っているザクロの木の子孫は、私が守っていくべき存在だと認識しています。それは私の死生観から来るものでもあります。大事にしたいという自然な気持ち・・・

そのザクロの木に花が咲き、やがて実をつける風景は、私が小学生の時に毎年見ていた日常でした。私にとってそれは意味の深いことでもあります。

二枚目の写真は、昨年 この木になったザクロの実から採った種
そこから芽が出た1年目の苗木です。




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2011年6月23日  今年のネジバナ


毎年今の時期にはネジバナ(小町欄)についてコメントしています。
梅雨の時期に咲く細長くてひょろひょろした一風変わった可憐な花。

今年も鉢植えにしてある株から花が咲き始めました。
ピンク色の野生種と白い色の園芸種を寄せ植えにしています。
紅白の競演が見られるので今年も楽しみに待っておりました。

数日前より花が咲き始め、それにしたがって蕾の並ぶ茎が
次第にネジレ始めました。ほんとに面白い花です。

これから一週間くらいの間 うちのネジバナは静かに開いて
小さな花見をさせてくれそうです・・・




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2011年7月1日  ギボウシの花


一年前に鉢植えで買ってきた擬宝珠(ギボウシ)に花が咲きました。

葉っぱだけで一見地味な存在かと思っていましたが、こういう植物だったとは。
花の部分だけみればサフランの様です。

花が咲いたと言う事は実の様なものも成るのかな?
しばらく様子を観察してみましょう・・・




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2011年7月14日  涼を呼ぶ 吊りしのぶ


梅雨明けと同時に予想を越えた酷暑になりました・・・

節電にも心掛けての毎日の暮らしはやはり楽とは言えない感じ。今年の夏場のエアコン温度は最初30度を予定していましたが、実際には28度まで下げないと自分もPCも熱でやられそうなのが分かりました。無理に我慢してトラブるのは馬鹿馬鹿しいので、やや省エネモードで頑張れば良いかなと考え直し・・・

さて、気分というのも大事で、見て涼しくなるものは効果があります。ホームセンターの園芸コーナーで、懐かしいものを見つけて来ました。

吊りしのぶ

シダの一種を 細木を組んだ苔台に植えて吊れる様にしたものが昔からあります。浅草のホオズキ市などでも見かけられると思います。私も5年位前に、一度買ってきてベランダに吊していた記憶があります。これがあるだけで、何か涼しい雰囲気が楽しめて良いのですよ。今回見つけたのは、完全な球形に編み込んだタイプで、下に風鈴が付いていました。風鈴は一つ一つに個性があるので、気に入った音のを選んで来ました。

「しのぶ」という名は色々な意味が込められているらしい。いわゆる「忍ぶ」であったり、「偲ぶ」であったり・・・涼につながる忍ぶという捉え方であれば、今年の省エネのスローガンにハマりますし。

しのぶは毎日しっかり水をやらないと直ぐに葉が萎れてしまいます。朝方バケツにはった水にぶくぶくと沈めてしっかり給水します。軽く水をかけただけでは直ぐに乾いてしまうのですね。涼感が続くようにしっかり水やりをしてあげたいと思います。そうそう、風鈴部分は鉄なので、直ぐに拭いて乾かさないと錆びてしまう。一シーズンで音が変わってしまいますので注意が必要かも・・・


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2011年7月20日  ホテイアオイの花


ギンヤンマのヤゴを飼育している水槽(Insects蘭で紹介)には、ホテイアオイ草が浮かべてあります。何故かと言うと、これは水質浄化の為なのです。ホテイアオイは、その根から有害物質を吸い上げ、その結果 水が濁りにくくする効果まであるほど。更に、水中の余分な栄養素(主に窒素分)をどんどん消費して、富栄養化を防いでくれるのは、よく知られた習性ですね。

そのホテイアオイに今朝花が咲きました。紫色の上品で面白い形をした花です。見るのは初めてではありませんが、久しぶりにその美しさに触れて、改めてこの浮き草の魅力に関心が高まりました。




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2011年9月20日  ミズヒキのつぼみ


これから秋が深まるこの時期になると、ミズヒキに綺麗な赤いつぼみが成ります。
この小さな赤い一粒一粒には、これから花が開く何とも言えない期待感が漂って趣深いです。

茶花にもよく添えられる脇役の存在ながら、その奥ゆかしさはその場の雰囲気に調和と品性をも生み出しているかのよう。有ると頼りになりますね。

ミズヒキには金色のキンミズヒキもあります。以前実家の茶庭に植わっていたのですが、何時の間にか枯れて途絶えてしまいました。けっこう環境を選ぶ植物なのかも知れません。




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2011年9月22日  数珠玉(ジュズダマ)


そう書くと、仏事で使う数珠を思い起こしそうですが、これは植物の数珠のこと。実際には子供用のお手玉に入れたり、装飾品に利用する事が多いらしい。本来は水田の畦(あぜ)なんかによく生えている野草です。

うちのアパートの庭には現在この数珠玉がたくさん生えている。元は数年前・・・NPO活動で参加した「市民の田んぼ」の脇に生えていた株より、採ってきた数粒から増えました。なかなか繁殖力の強い植物です。

数珠玉の花はちょっと変わっています。雄花と雌花が別々に咲いて受粉する。昨年まで、私は雌花の方を花弁だと認識しないで見ていました(二段目左 雄花 / 右 雌花)

今夏も数珠の実がたくさん成りました。それが・・・昨日の台風でかなり被害を受けてしまい、葉っぱはボロボロに。下手をするとこのまま枯れてしまうかな?数珠の実は約半分ほどがすでに黒く色づいて堅くなっております。今日それらを収穫しました。来年の春まで暗所で保管し、春先にまた植えましょう。

ちなみに数珠玉は多年草ですから、今年の株は根を残しておけばまた来年育つ可能性があります。そうするとうちの庭の数割が数珠玉だらけになってしまうかも知れませんね・・・




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2011年10月8日  キンモクセイが満開になりました


今年もアパートの入り口に生えているキンモクセイの木が花を付けました。
昨日から今日にかけてが満開かと思われます。
その甘美な香りが辺り一面に漂い、なんとも良い感じ。

キンモクセイは香りが強いので、ほんのり軽く感じる程度が良いですね。
木の下で、目一杯強い刺激を受けると、まるで香水の瓶を直接嗅いだかの
様な香撃を受けてくらくらします・・・

ただ・・・今年はひとつ気になる現象があります。
花が咲く少し前より、キンモクセイの葉がパラパラと落ち始め、
木の下には散り始めたオレンジ色の花弁と同時に落葉が目立ちます。
例年では見られなかったことなので、ちょっとヘンですね・・・




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2011年10月24日  今年のオナモミの実


数年前より毎年鉢植えで育てているオナモミの実が今年も成りました。

今年の生育状況は、正直言ってあまり芳しくありませんでした。
それは葉っぱがあまり伸びなかったこと。ひょろひょろで途中で
枯れてしまうのでは無いか?と心配する様な雰囲気でした。

一応実が成ったので、何とかまた来年に繋げる事が出来そうです。
色々な植物や生き物の世話をしていていつも気になるのは、次の
世代に橋渡しが出来るかどうかに他なりません。

毎年その繰り返しが出来ることが私のささやかな充実感に繋がる事であります。




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2011年10月26日  ホトトギス


庭のホトトギスが次々に開花し始めました。

ごらんの様に派手な形と色をしている花で可憐とは言い難い雰囲気です。
花弁のサイズは小振りです。
一本の茎に複数のつぼみがつきますので群生した花の塊になります。
遠くから見ても目立っているのですぐに気づきますね。

アップで見るとおしべ・めしべは少々グロテスクかも知れません。
西洋花の毒々しさすら感じます。
今の時期には、小さなアブの様な虫たちが花の周りを飛び回って
一生懸命受粉の手助けをしています。

この花が萎れるころ、また一歩秋が深まった事を静かに感じます・・・

FUJIFILM Finepix S5Pro + SIGMA Macro 105mmF2.8→11
F2(フジクロームモード)ISO400 絞り優先モード




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2012年03月22日  今年の梅の花


今年の梅の開花が全国的に約1ヶ月遅れているのはご存じの通り。
例年ならば何処かの梅祭りにでも出かけていた所ですけれど
そのシーズン中にはつぼみのままで、イベントは不発に終わりました。

先日 地元の神社に取材に行った所、梅の花はピークを過ぎて
撮影のタイミングとしたはちょっと遅かった・・・
花弁のアップで見ると、勢いが無くなっているのが一目瞭然です。

仕方がないのでやや引き気味のアバウトな構図でおさえるに留めました。
梅の花が散る来週頃には早咲きの桜が見られるかも?

梅と桜が同時に撮れたらそれはちょっとした面白い景色なんですけど
異常気象の観点からすると心配な状況証拠にもなりそうですね・・・

蛇足ながら・・・ここの所、植物の観察コメントに毎回「今年の・・・」と
わざわざ付けているのは、最近動植物の生態に変化があるかないかに
重大な関心を持っているから出て来る言葉です。
いわずと知れた福島原発事故によって拡散した放射性物質の
環境生態系への影響を懸念しての視点であります・・・







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2012年6月8日  青梅が豊作


関東もいよいよ梅雨に入りそうです。

アパートの庭には1本の梅の木が植わっています。
毎年しっかり収穫しています。

今年は青梅が豊作でした。
その数 約200個!今までで一番では無いかな。
10個ほどはコンクリートの上などに落として割ってしまいましたが、
それでも191個が残りました。
これは実家に送っていつも梅酒にしてもらっています。

ちなみに庭の土壌は現在セシウム濃度が0.1μSv/h前後で
完全に安全であるとは言い難い。
でも大人用に限定して・・・
自己責任の元どう判断するかが求められているご時世なのであります。

最近話題にしておりませんが、
うちでは食物に関してはかなり神経質にセレクトして日頃食材を選んでいるつもりです。





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2012年6月12日  白いホタルブクロ


今の時期に山間の小道などを歩いていると ホタルブクロの花はそこかしこに見かける事ができるポピュラーな存在。でもその色は紫が普通でしょう。最近園芸種?として出回っている白いホタルブクロは、もう珍しくなくなりましたね。

私は 5年位まえに花屋さんで見つけて、つぼみが付いた苗を一鉢買って来て庭の片隅に植えた事があったのです。でも土が合わなかったのか、その個体は一週間ほどで枯れてしまった。つぼみが開くのを見る事も無しに・・・

それが今 実家のベランダにしっかりと咲いているでは無いですか。しかも何鉢もあってみな元気。けっこう簡単な世話で咲いたらしい・・・自分が苦労して駄目だったものをこうもやすやすとクリアされると少し悔しいです。私は山野草のやや地味で可憐な花弁が好きかな。西洋花のデカくて派手なのは素敵だとは思えない。まぁその辺りは好みの問題でしょう・・・

最近植物をじっくり観察する気持ちの余裕がちょっと足り無くなってますね。そういう所も自分の意識をはかるバロメーターの一つかと思います。



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2012年8月11日  ジュズダマの花


今年も庭に植えてあるジュズダマに花が咲きました。
8月から9月にかけて長い期間に次々と咲きますが、今年は若干咲くのが早いかも・・・

元々田んぼの畦に植わっていたジュズダマの実を数個採ってきて植えたら根付いたもの。
これは多年草なので毎年根っこの株からしっかり発芽しますね。
穂にたくさんの小さな花がたくさん付いているのはイネ科の植物の特徴かな。
以前にも紹介した事がありますが、こうして毎年繰り返される事に毎回感動を覚えます。

今年は一体幾つのジュズダマの実が採れるでしょうか。





























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