2007年09月25日 街中を流れる小川 6( 懐かしの大原川 2)
その事件が有ったのは 私が小学校3年生の夏だったと思います。
(昭和46年かな・・・)
その日、私と友人合わせて4名ほどが大原川に魚やザリガニを捕りに行きました。いつもの様に 時間をかけて川に入り、川上に向かって泥を巻き上げない様にゆっくり歩いていました。当時の川の両岸は、急な傾斜の土の崖で、背丈の高い雑草の類で茂っている状態。そこは人が入れる様な空間では有りませんでしたので、何がいるかは分かりません。
いきなり・・・ザザザッ!という音がしたかと思うと、その岸の草むらを何かが転がり落ちて来る様な気配がします。次の瞬間、ドボン!ドボン!と大きな音がして、複数の何かが水の中に落ちました。私は大きな石かと思った・・・でもそうでは無かったのです。
中型のイヌ程のサイズの細長い物がくねくねとうねりながら、私たちの足の横をかなりの速度で通り過ぎて行きました!よく見るとそれはイタチの様な動物です!全部で3匹もいました。ほんの数秒でしたが、その姿はハッキリ脳裏に焼き付きました・・・それまで身近に犬猫以外に その位の生物が存在するとは知りませんでしたから、それはもう驚いた!!得たいの知れない何か!?
いきなりの事に意表を突かれ、皆叫び声を上げて川を引き返し始めた。でも 素足の沈む泥の中を走る事は出来ません。当然転んでずぶ濡れに。散々な目にあって退散した訳です。その足で代田橋の商店街に走り込み、八百屋のおじさん及び周囲の大人に目撃した事を話しました。でも、大人たちは誰も信じてくれなかった。嘘をつくなと全く相手にしてくれなかったのです・・・
この話はあとは親に話しただけで、その後 周りの人間にしていません。バカにされるのは嫌でした・・・
あの生き物が何だったのか?以前話題にした羽根木公園の梅ヶ丘図書館に行って調べました。一番可能性が高かったのはヌートリアという大ネズミ。第二次世界大戦中に日本軍の防寒用の毛皮獣として 輸入飼育されていたという記録が有りました.(その意味を深くは理解していませんでしたが)戦後には数万頭にも増えたらしい。その後多くが逃げ出して日本各地に帰化したとされています。でも、そこに載っていた写真と私の記憶にあるその動物のシルエットが一致しない・・・
イメージとしてはカワウソにかなり近いのです。泳ぎ方はまるでアザラシの様に縦横無尽に水中を泳いでいました。少し遅目のコイという感じ。資料ではヌートリアがそういう泳ぎ方をするとは書いてありません。でも既に人の生活圏内にカワウソはいないと本にも書いてあった。友人の間でも結論は出ませんでした。そして次第に関心をなくして話題にしなくなり、私は千葉へ引っ越してしまった。結局 謎のまま終わり、やがて そんな事があったという思い出となりました・・・
今回 川の話をする中で、このエピソードはどうしようかなと考えていました。この話を公言するのほ約30年ぶりだと思います。小学生の私にとって一生記憶に残る大きな事件だったのです・・・
写真は現在の「その場所」:
上水の水は止められ 土手は石で固められ・・・今は枯れた下水道に近い・・・
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2007年09月25日 街中を流れる小川 7( 懐かしの大原川 3)
私にとって懐かしい大原川
川の上を走っている鉄橋は京王線。そう言えば・・・ザリガニを捕りながら、当時も頭上を通過する電車の音を聞いていました。
ここには 私たちだけではなく、近所の他の子供たちも混じって大勢が毎日遊んでいた場所でした。
両岸の崖の上では 時折誰かしら大人が様子を見に来たりして、注意をするか見守ってくれるかしていた。あの暑い夏の日が 脳裏に浮かんできます。風景ははっきり憶えていますが、何故か人の顔がぼんやりしていてそれらは夢の中の様でもあります・・・
現在の川の両岸は煉瓦とコンクリート、かつて釣り人が糸を垂れていたでっぱりの丘はごく一部だけ残っていました。ここには確か小さな水門があったような・・・(撮影は2007年9月22日)
誰もいない・・・
開発は仕方がない事かもしれません・・・
それと引き替えに消えるものがあるのも仕方が無いでしょうか・・・
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2007年09月25日 そして今あるもの
今年の夏に見た光景です。
ここは武蔵小金井の野川
まだ都内にもこういう風景が残っていました・・・
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2008年04月29日 睡蓮鉢をリセットする
今年の連休は遠出をする予定もありません(悲)
やるべき仕事もあるのですが せっかくなので多少の時間の余裕も作り、日頃出来ない事をいくつか片付けております。そのうちの一つに、放置状態になっていたベランダの睡蓮鉢のメンテナンスがありました。
毎年この角鉢にはオモダカが生い茂り、ベランダにちょっとした草むらが出現します。それが昨年は少しばかり様子が違い、植物の生育状態が思わしくなかった。 理由は・・・数年間の間に生えた植物の根が増殖して泥に絡み、土壌ががちがちに固まっているため。水の中で新しい植物の根が酸欠になり成長が阻まれる。だから毎年掘り起こしてほぐす必要があります。水田でも畑でも 毎年春先に農家の人がちゃんと耕耘機などで土を掘り返しているのはその為でしょう。 私はそれを知っていながら全くやっていなかった。だから当然の結果であります・・・
少しばかり鉢の中の泥を取ってみると、臭いがよろしくない! 土壌に残った植物が根腐れを起こして腐敗している様です・・・これは土を総取っ替えすべきかも!?そこでホームセンターで「荒木田土」を買ってきました。菖蒲や睡蓮用の土です。
睡蓮鉢だけではなく、今回は他のプランターの土も半分ほど入れ替えました。気になっていた事案が片付いて少し気が楽になりました(笑)オモダカの鉢は他にも有るし、ここには何を植えましょうか・・・
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2008年04月30日 おたまじゃくしがいなくなった・・・
昨日、ベランダの睡蓮鉢をリセットしました。 そこには姫睡蓮をメインに入れる事にします。 さて、急にあることを思い立ちました。最近オタマジャクシを見ていません。
以前は田んぼの畦(あぜ)にある水溜まりに、うじゃうじゃ涌いておりました。今は時期的にはどうだろうか・・・千葉では少し遅いタイミングかもしれません。もしかしたら もう後ろ足が生えてしまっているかも?何か記憶も定かではない・・・
うちからバスで20〜30分も離れると、まだ水田は多少存在しています。そこで 散歩がてら、オタマを探しに行きました。捕まえるとするといったい何年ぶりになる事やら・・・
ところが・・・私が小学生の時分、オタマジャクシを見かけていた水田の辺りに着いてみると、そこはちょうど埋め立てて造成地になっている!周りの水田もほとんど休耕田になっていました。随分少なくなっています・・・
たまたま通りかかった農家の人に蛙のことを尋ねてみましたが、ここしばらく見かけていないとのこと。毎年けっこう農薬を撒いているそうです。昔からそうだったのでしょうか?分からない・・・
わずかに残っている水たまりの場所を教えてもらい 行ってみましたが、そこには何の生き物も確認できませんでした。少し離れた場所では、ちょうど稲作の為に水を引いたばかりの水田もありました。そう言う場所にはオタマジャクシは居ませんし、勝手に中には入れません。 何も収穫できず、写真だけ撮って、そそくさとその場を後にしました・・・
5/1 13:30 追加情報
今日、リセットした睡蓮鉢に姫睡蓮を植えました。オモダカもやはり少し入れました。水面に日陰を作る必要があるからです。うまく根付けば良いのですが・・・
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2009年05月22日 人工池を設置!
やってみよう・・・そう思ったのは、ホームセンターのペットコーナーに行った時でした。
庭に埋め込みで設置する合成樹脂の人工池。単純な型抜きで成型されているこの商品は、あまり流通量が多く無いと見え、意外と高いコストで簡単に手が出せませんでした。それが・・・おや!っと思う程安くなっているでは無いですか・・・以前見た時の半額以下の価格で売られていました(もしかして処分品だったのかな?)
最近 「蛙の件」で庭の環境に目が向いている私としては速攻でゲットしてしまいました(苦笑)同時に水生植物用の土と一束の稲も買ってきました。庭に池を作るのは一つの夢でもありました。それがやっと実現することに・・・
庭の一角、梅と椿の木の根元に若干の空間があります。そこに穴を掘って設置しました。思えば美術大学の単位の中に「造園業」があり、授業を受けていた事があります。講師の話が面白くなかったので結局サボって落としてしまいましたが、興味は大いにありました。造園は自然環境の観察から始まり、動植物の相互関係や環境の恒常性を考えて いかにバランス良く配置するかに話が及びます。単純に岩や草木を見栄え良く並べて植えているだけではありません。ちょうどNPOの活動でやっている里山〜谷津田の保存計画にまんま当てはまる哲学でもあります。
その辺りのシミュレーションを、目の前の小さな箱庭でちょっとやってみたくなったのでした。ちょうど蛙が住みやすい環境作りも考えていた所ですし、もしかしたら、将来大きくなったヒキガエルがここで産卵することになるかも知れません。
水の動きが無い止水状態にしておくと、水質はよどんで環境が限定的になります。そこそこの水量があるので今回その対策も考えてみたい・・・今すぐ可動させる事は出来ませんが、水流を作る仕掛けも用意しておきます。熱帯魚の水槽に使っていたエアレーション用のプレートを底に敷いてパイプも付けました。エアーポンプの電源はそのうちにソーラーパネルか小型風車で発電して電気を送り、完全エコドライブの循環サイクルを作りたいと目論みます。
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2012年04月15日 ビオトープをリセットする
ベランダにある睡蓮鉢に植えてある睡蓮とオモダカ。毎年1度は土を植え替え、伸びた根っこの剪定をしなければなりません。そうしないと鉢の中が根っこだらけになって土が硬く詰まってしまい、根っこが窒息してしまいます。結果植物が弱ってしまう。
昨年は東日本大震災のどたばたした影響で、春先のそのメンテナンスができませんでした。案の上、夏頃に睡蓮とオモダカの生育状況は今一つ。今年は何とか植え替えをしないと。しかも水温が上がって、水中下の球根から新芽が出て来る前に・・・
本日その作業を行いました。劣化した土の中から姫睡蓮の株とオモダカの球根を取り出して、根を少し詰め、鉢の中の荒木田土を半分新しいものに取り替える。更に睡蓮鉢の設置場所を少し移動しました。それまでは、ベランダの隅ともう一つは庭の椿の日陰になる場所でした。それを両方とも日差しの良い場所に変更。その方が植物にとってより良い環境であろうと思います。
最後にボウフラ対策用のクロメダカも泳がせました・・・
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2012年04月17日 野川の八重桜
武蔵小金井に流れている野川という小川。
その土手にあたる遊歩道には八重桜が植わっています。
八重桜は一重のソメイヨシノより少し遅く咲いて散るのも遅い。
4月中旬を過ぎた今でもまだ満開です。
野川には水辺にシラサギも来ていました。
放流されたと思われる錦鯉も泳いでいます。
見ていてホッとする息抜きの出来る豊かな環境です・・・
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